2012.7.01 百花繚乱の大雪山 赤岳~小泉平
- 2012年07月01日
- 十勝岳連峰
国内では大雪山にしかないと言われている「特産種」のキバナシオガマがコマクサ平で咲き出しました。黄色のゴージャスな姿はコマクサさえも圧倒する存在感のある花です。
コマクサも今がピークです。他に黄色のメアカンキンバイ、ミヤマキンバイ、チシマキンレイカが見られます。
第三雪渓の手前ではウラジロナナカマドが白い花を咲かせて彩りを添えていました。
登山道脇ではイワウメ、キバナシャクナゲ、エゾコザクラが切れ間無く咲き乱れ、疲れを癒してくれます。
赤岳頂上から旭岳方向、中央奥が旭岳、裏旭の大雪渓がまだしっかり張り付いています。左、白雲岳。
まさに百花繚乱の小泉平。チョウノスケソウ、オヤマノエンドウ、ホソバウルップソウ、キバナシオガマ、エゾタカネスミレ、エゾハハコヨモギ、ミヤマキンバイが 広大な溶岩台地に咲き乱れていました。大きな白鳥の雪形を見せている北鎮岳が奥に。
白雲岳をバックに。
こんな見事な株もさりげなくあちこちで見られます。
早々とエゾツツジの赤いつぼみが膨らみだし数日中には開花見込み。
ウラジロナナカマドの大きな木の下に咲くジンヨウキスミレの群落。
大雪山固有種、エゾイワツメクサも咲き出しました。今年は四月後半の好天続きで雪解けが例年より二週間以上早く進み高山植物の開花を早めています。
氷河によって堆積したモレーンではないかとも言われ、その上に建つ白雲岳避難小屋 から広がるこの光景には多くの登山者が魅了されるビューポイントのひとつです。
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