2014.8.29 銀泉台~赤岳~北海岳~黒岳縦走
- 2014年08月30日
- 十勝岳連峰
高さ7-8cm花の長さが7mmほどの小さなアリドオシランが藪のなかに見つけることができました。純白で可憐な姿は印象的です。
第一花園上部からは屏風岳、武華山、武利岳そして奥には阿寒連山も遠望できます。
絹糸のような艶のある綿毛を秋風に揺らせ青空に映えるチングルマ、まもなく赤く染め上げた葉の紅葉も見せてくれることでしょう。
烏帽子岳東斜面にも赤みを帯びたウラシマツツジ。大雪の紅葉前線がスタートしました。
コマクサ平よりウラシマツツジと黒岳
赤く色づいたウラジロナナカマドの実と第三雪渓
イワギキョウとシロバナイワギキョウのツーショット。
赤岳頂上から旭岳、北鎮岳方面
白雲岳分岐周辺から望むトムラウシ山、高根ヶ原、白雲小屋
北海平から望むトムラウシ山
北海岳頂上からのお鉢平と北鎮岳
右から黒岳、桂月岳、凌雲岳
ヒメイワタデも赤く染まり出し夏の姿とは別もののようです。
北海沢付近から見るチングルマ群落
黒岳東斜面の登山道脇で上品な色づきを見せるハイオトギリ。
この縦走コースは高山植物が多種観察でき、固有種であるホソバウルップソウ、キバナシオガマ、チシマクモマグサ、チョウノスケソウなどと広大な溶岩台地に広がるお花畑の群落が圧倒的な様相でご覧いただけます。所要時間は約8~10時間、歩行距離12km。無理をされずにゆっくり楽し見たい向きには白雲小屋か黒岳石室で一泊されるのもお勧めです。6月25日頃から7月5日頃にかけては登山道上(登山口から稜線へ出るまで)には多くの残雪が見られますので雪山歩行に慣れた方、又は簡易アイゼンでのトラバース、登りや下りでの歩行が可能な方にお勧めです。特にこの時期はホソバウルップソウ、チョウノスケソウ、エゾオヤマノエンドウなど開花時期の早い高山植物を観察できます。
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