2012.7.21-23 赤岳~白雲岳~黒岳縦走(テント2泊)
- 2012年07月24日
- 十勝岳連峰
コマクサ平ではまだまだ女王さまの姿を見ることが出来ます。濃いピンク色の花弁を揺らせ優雅な舞を魅せてくれました。
九州は佐賀から来られ現在、登山にのめり込みつつあるとのこと、今回 テント2泊で赤岳~小泉平~白雲小屋~高根ヶ原~白雲岳~北海平、北海岳~黒岳石室~雲ノ平~黒岳の行程をゆっくりと三日間かけて廻る縦走コースです(初心者、熟年の方にオススメ)。コマクサ平、小泉平、北海平、雲ノ平などの大規模な高山植物の群落地や表大雪の雄大な峰々を楽しめる充実した内容です。
小泉平から高根ヶ原、トムラウシ山を望む。
小泉平一面に広がる満開のエゾツツジ 。
花が終わっても楽しませてくれるチョウノスケソウの果実。
小泉平ではチシマギキョウが多く見られ、イワギキョウより一回り大きい花冠の内側には長毛が密生しています。後方は白雲岳。
板垣新道の一角に群生するエゾコザクラ。
チシマツガザクラ、高さ5cm、可憐な花を咲かせます。
モレーンと思われる小高い上に建つ白雲岳避難小屋とトムラウシ山。
白雲岳頂上からは残雪の縞模様が印象的です。左奥が旭岳。
北海平からのトムラウシ山を望む斜面にはチングルマの群落が広がっています。
斜面上にはエゾノツガザクラやミヤマキンバイも。
北海岳頂上直下にはキバナシオガマとイワブクロ が群生。
北海岳頂上からお鉢平、北鎮岳、比布岳方面。
好物のハイマツの実を右足に、白い斑点をよく見るとしずく模様にも見えます。
黒岳石室の野営場では夜に星空 観察、天の川にかかる夏の大三角、北斗七星、北極星などを楽しみ、翌朝には桂月岳へ登り北大雪の山並みからのすばらしいご来光が見られました。
黒岳頂上から表大雪の風景。
黒岳東斜面ではダイセツトリカブトが濃い紫の花が咲き出してきました。
三日間、天気に恵まれ高山植物の群落や残雪模様の山並み、小動物との出会い、星空、朝焼けの大雪山など印象に残る山歩きでした。大満足されたとのこと、まだまだ大雪山の魅力は四季を通して楽しめますので機会ありましたらお越しください。
私のとっての、初めての北海道での縦走にガイドしてくれてありがとうございました。
天候に恵まれて、下記の三つの点が印象的に残っています。
①登山中の沿道にたくさんの花を見られたこと
②旭川市内や層雲峡のある石狩川周辺は雲海の下で、その上を縦走できたこと
③最終日の朝、桂月岳からのご来光で、二度見れたこと(一度雲に隠れて、再び見れたこと)
とにかく、ラッキーで、来年は表大雪の南の方のトムラウシ山周辺を縦走したいと思っております。
※コメントが遅れてすいません。写真の画像を送付してくれてありがとうございました。それで、ブログをチェックしてコメントしました。
天候に恵まれた三日間、表大雪の魅力を余すところ無く満喫できたのではないかと思います。溶岩台地に広がる高山植物の大群落、野鳥や小動物との出会い、山裾に広がる雲海、雄大な山並みと残雪模様、満天の星空、朝焼けの大雪などなど・・・・・
白雲岳頂上から眺めたトムラウシ山は忘れられない景色かと、次回はトムラウシ山からの展望を楽しみに。