2015.1.18 冬路山 山スキー
- 2015年01月18日
- 十勝岳(望岳台)
今朝の外気温-20℃、冬路山は標高625m、旭川市の西に位置し江丹別と幌加内町の境界稜線上にピークがあります。雪質も良く滑降コースに適した疎林の斜面が続きます。
しばらく降雪が無いため雪質は締まり気味ですがパウダーは変わっていません。
好天に恵まれ頂上では心地良い陽射しをあびながらの昼食
霧氷の白さがスカイブルーに映えます
大雪山倶楽部
〒078-8232 北海道旭川市
豊岡2条8丁目4番21号
TEL&FAX/0166-31-8228
携帯/080-5591-0809
代表/愛澤 美知雄
今朝の外気温-20℃、冬路山は標高625m、旭川市の西に位置し江丹別と幌加内町の境界稜線上にピークがあります。雪質も良く滑降コースに適した疎林の斜面が続きます。
しばらく降雪が無いため雪質は締まり気味ですがパウダーは変わっていません。
好天に恵まれ頂上では心地良い陽射しをあびながらの昼食
霧氷の白さがスカイブルーに映えます
森林限界を超えるとやや重かった雪質も軽くなり、ウインドクラストとふわふわ雪が交互に出てきました。 前十勝岳、十勝岳、大砲岩
富良野岳
三段山の頂上稜線もはっきりと見え、まずまずのお天気。
札幌から本格的な山スキーを目指し駆けつけてくれました。
三段山頂上からは安政火口、上ホロカメットク山、富良野岳への稜線も良く見え、疲れもいっぺんに飛んでしまうほどの感動でした。
大自然のなかのゲレンデで元気いっぱい滑ってくれました。
十勝岳温泉から安政火口方面。 D尾根、化物岩、八ッ手岩、上ホロカメットク山、左に崖尾根
登山口にある山小屋、暑寒荘周辺はこの時期としてはかなり多い残雪、いきなり山スキーを付けての登山が出来そうです。
ミズナラの森を抜け稜線に出ると残雪に覆われた暑寒別岳方向と西暑寒別岳が 望めます。
山頂直下の急な大斜面を登っていくパーティ、すでに下山を始め滑降してくるスキーヤーも遙か向こうに見えてきました。この大斜面を登り切ると頂上はすぐです。
岩の重なった頂上は雪が消え、風もなく真っ青な空、360度の大パノラマを見ながらの食事 休憩です。
頂上からは白く長大な山並みの大雪山を遠望できました。
南側には日高の稜線を思わせるような、奥徳富岳と群別岳(右)。
東側は縦走路になっている南暑寒別岳(右手前)と左奥に広がる雨竜沼湿原。
斜度40度の頂上直下の大斜面大滑降、暑寒別岳ならではの醍醐味です。
登山口近くから見た暑寒別岳の眺め。
昔から白銀荘をベースに山スキーヤーが訪れる所として有名で、斜面が三段になっていて極上のパウダースノーが頂上直下から楽しめる山です。
歩き始めからふかふかのパウダー、針葉樹林帯の向こうには前十勝が見えています。
正面の斜面が一段目
二段目を過ぎた森林限界では、くるぶしの上まで来る軽いパウダーが広がり、十勝岳が前十勝の噴気の右に円錐形の姿で迎えてくれました。
振り返ると大雪の主峰、旭岳を取り囲む山並みがくっきりと見て取れます。
正面が三段山頂上稜線、左端が頂上1748m
下からも続々と上がってきます。左右の沢状が廊下と呼ばれる滑降ロングコース。
稜線からは予想通りの景色を見せてくれました。深い谷に刻まれた富良野岳1912mの雄姿と、手前のハイマツの枯れ枝に張り付いたエビの尻尾が鷲のようにも見え、様になっているツーショット。
上ホロカメットク山(左)と上富良野岳、安政火口 方向には夫婦岩
三段山頂上は崖尾根のピーク、この尾根は十勝岳温泉口から続いているものです。右崖下に安政火口。左奥、十勝岳
頂上からの眺め。荒々しい十勝連峰の山並み、大砲岩が見えます。
シュカブラと富良野岳
雪、景色、滑りと最高の一日でした。
1/14の音江山のとなりにあり、音江連山登山コースとして夏山は縦走もでき、いろんなコースを楽しむことができる山です。また山頂まで車で上がれさらに沖里河温泉へ下りるイルムケップスカイラインというすばらしい名称の未舗装の道路があります。標高802mのこの山はスキー場として利用されましたが今は閉鎖されご覧の通り、雪の斜面が頂上まで続き、緩斜面ですが初心者に適した山スキーコースです。
雪が吹き付けられ樹氷で真っ白になった広葉樹の森。
ダケカンバの並木道、イルムケップスカイラインと名付けられた快適そうな道です。
岩山に登ると360度のパノラマが広がり暑寒連峰がくっきりと眺められました。
雪質は若干締まっているもののパウダースノーは十分に楽しめました。2時間ちょっとの登り、そして下りはロングコースの滑り、特に初心者(山スキー)には最適かと思います。
標高800mに満たない目立たない山ですが積雪量が多く雪質も軽く、山スキーに適した斜面が広がり初級者から上級者まで楽しめる雪山です。
稜線に近づくと樹氷がジャングルのような景観を見せてくれます。
稜線へ出ると眼下には深川方向の平野が広がり十勝・大雪も望めるところです。
稜線上も高い広葉樹が多く樹氷のすばらしい景色を楽しませてくれます。
山スキーヤーには涎の出そうなパウダーの斜面が広がり思わず歓声を上げてしまいます。
大雪山倶楽部では山スキー初級者コースにて申し込み受付中です。
旭川市江丹別と幌加内町の境に位置し、アイヌの人たちが冬に幌加内側へ狩りに出かけるときこの冬路山を越えていくのが最短コースだったそうです。稜線上ほぼ中央がピーク(625m)。
昨夜降った20cmほどの新雪をラッセルしながら高度をかせぎます。このあたりは立木がまばらで絶好のパウダー滑降コースです。
枯れ木と雪のオブジェ。カタツムリのようにも見えます。
2時間ほどで頂上稜線へ。眼下に広がる雪原は牧草地でしょうか。その奥には旭川市街地、後ろ側が幌加内町。
手製の板に書かれた冬路山。前方は幌加内町側。
昼食をとり、いよいよ下りの楽しみパウダースノーを舞上げての大滑降。ダケカンバの樹氷と青空をバックに気分は最高!!
旭川近郊には高山に入らなくても標高が1000mに満たない低山で山スキーが楽しめる斜面が多くあります。
深雪でのスキーは初めてとのこと。美瑛の丘を眺めながらのスキーコースでは深雪、圧雪の両コースを使用して足馴らし、ほとんど貸し切り状態でした。
昼から旭岳コースへ移動、スキーシールを貼り直し姿見噴気孔へスキーハイキング。あいにくの天気(気温-20℃・風速5m・視界ホワイトアウト)でしたが突然現れた白煙と勢いよく吹き出る音に驚いた様子でした。
深雪は少し重めなので圧雪の林間コースを滑走。
ダケカンバ帯では一本一本の枝先まで白砂糖をまぶしたスイーツのようです
第一天女が原湿原では雪を被ったアカエゾマツ原生林が幻想的な姿を見せています。