大雪山倶楽部

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2021.8.13 十勝連峰・上ホロカメットク山~十勝岳縦走


D尾根を越えるとウラジロナナカマドと富良野岳のツーショット

噴煙の影響で視界が少し霞んでいますが、十勝岳、上ホロカメットク山、八手岩が確認できます。

三峰山、富良野岳

上ホロカメットク山頂上からは濃いガスに覆われ展望はあいにくでしたが、上ホロ小屋へ下る途中からは開けて十勝岳も確認。

新調されたテーブルで迎えてくれた上ホロ小屋

次に目指す十勝岳へのルートがほぼ確認できます。

左の上ホロカメットク山から歩いてきた道が望めます。

十勝岳への登りは溶岩のガレ場が頂上まで続く。

一瞬の雲間から見えた美瑛岳

望岳台近くまで来るとエゾオヤマノリンドウがお迎え

2021.7.17 大雪山 黒岳~旭岳縦走


今年1月、真冬の十勝岳安政火口スノーシュー体験から夏の大雪山へようこそ!

黒岳山頂からお花畑に目をやるとこのエゾツツジが真っ先に眼に入ってきます。厳しい生活環境のため身の丈10㎝ほどですが、花冠の径は4㎝と大きめ。北鎮岳の白鳥・千鳥の雪形もはっきり、今年は雪解けが遅くお鉢平にもかなりの残雪があります。

ポン黒岳へのお花畑もエゾツツジが満開

雲ノ平のお花畑はまだ始まったばかり、でも見ごたえ十分

アースハンモックの模様がはっきりと浮き出るくらいのチングルマ

紅葉期にはハイマツとウラジロナナカマド、ウラシマツツジの緑と赤のコントラストがとても美しいところです。

お鉢平展望台から北鎮岳分岐にかけてクモマユキノシタやチシマクモマグサなどユキノシタ科の可憐な姿が見られます。

北鎮岳分岐直下の雪渓は平年を上回る大きさです。下りは要注意です。背後に黒岳、烏帽子岳、赤岳、更に奥には北大雪の山並み

北鎮岳分岐から中岳分岐にかけての稜線にはエゾタカネスミレが満開

お鉢平を左に見ながら外輪山の稜線を間宮分岐へと道が続きます。表大雪の中でも特に雄大な山風景が満喫できます。奥には主峰旭岳

中岳分岐から間宮分岐にかけての登山道脇にはヨツバシオガマが多く見られます。厳しい環境のせいか背丈が低く、花冠の色が鮮やかな紅色をしている。

初めてお目にかかった、シロバナヨツバシオガマ

間宮分岐から裏旭に向かう稜線からのトムラウシ山

熊ヶ岳東斜面がまだ全面雪渓に覆われていました。

熊ヶ岳南斜面の沢筋にはチングルマが波のようにうねって群生し、見ごたえありでした。

なかに花冠の色が淡紅色をしているものも(梅沢 俊著「北海道の高山植物」によればタテヤマチングルマと記されていました)

眼前に現れた裏旭の大雪渓。いつもなら繋がっている中州への登山道がまだ雪道。

中州の右上には数人のパーティが確認

裏旭の大雪渓はかなり上まで残っていたので意外と楽だったようです。

山頂からの絶景、黒岳方向

トムラウシ山

旭岳と姿見の池。7月一杯は雪が残って旭岳の姿はまだ見られません。

姿見周遊コースでは花盛り、チングルマ、エゾノツガザクラ、エゾコザクラなどまだ楽しめます。

鏡池

Aizawa

2021.7.4-5 赤岳~小泉岳~白雲岳避難小屋~白雲岳~北海岳~黒岳


第一花園大斜面に残る雪渓。長いトラバースが待ち受けている。

第二花園と奥の平の雪渓を越えるとコマクサ平。満開のコマクサとウスバキチョウが目を引きます。

コマクサ平でよく見かけるギンザンマシコ♂、色鮮やかな容姿は遠くからでも確認できます。

このルート最大の第三雪渓、登山道の一部が現れてきました。

雪面から立ち上がる冷気が汗ばんだ体を心地よく冷やしてくれます。

昨日から3個目のピーク。この先の小泉平のお花畑が楽しみです。

エゾタカネスミレと白雲岳、旭岳(中央奥)

チョウノスケソウ、イワウメ(今年は当たり年)

エゾオヤマノエンドウ

エゾタカネツメクサ

イワウメの群生は最大規模

見るからにがっしりとしたホソバウルップソウ

花の色が黄色から茶褐色に変わるレブンサイコ

ゴージャスな姿が目立つキバナシオガマ

小判を思わせる葉のチョウノスケソウ

花弁が10枚に見えるエゾイワツメクサ

小泉平のコマクサは花色が濃い朱色に近いものが多い

昨年、新築された白雲岳避難小屋

テン場は雪解けが遅かったためまだ半分が泥んこ状態でした。

久々のテント泊

早朝の高根ヶ原越しのトムラウシ山

小高い丘の上に建つ白雲小屋と高根ヶ原、トムラウシ山、十勝連峰

白雲岳頂上からは何も見えず

外輪山の内側にはキバナシャクナゲが群生

北海平から見る旭岳(中央奥)

烏帽子岳

強風の北海岳、左 北鎮岳

お鉢平と北鎮岳

黒岳(右)、桂月岳、凌雲岳

北海沢左岸にできる大雪壁

赤石沢徒渉現場。両岸には雪斬りスコップが常備

2021.6.22 大雪山 旭岳~間宮岳~裾合平


日に日に雪解けが進む旭岳周辺、姿見駅前では前回6/10から1mほど下がりました。

山開きを前にして平年の残雪より多い印象です。

 

姿見の池展望台のまわりではメアカンキンバイが咲き出しました。

 

十勝連峰は雲の中ですがトムラウシ山周辺、ニペソツ山もくっきりです。山頂から

 

白雲岳、赤岳、黒岳、凌雲岳、熊ヶ岳

 

北鎮岳、比布岳、当麻岳  裾合平はほとんど真っ白です。

地獄谷と姿見平周辺の残雪模様

裏旭に向かいジグザグの登山道が終わる大石のあたりから雪渓が始まります。最終は裏旭キャンプ場入り口まで。ガスがかかると道迷いが起きやすい地点です。地図、磁石、GPSなど必携です。

熊ヶ岳東面はまだ雪が張り付いてます。

間宮分岐  

お鉢平越しに見る北鎮岳、凌雲岳、黒岳

間宮岳から中岳分岐周辺にはお花たちが楽しめます。キバナシャクナゲ、エゾコザクラ

ミヤマタネツケバナ

ミヤマキンバイ、北鎮岳、鋸岳、比布岳

お鉢平も残雪が多い

 

ジムカデ

イワウメは特に見事な群落で感動します。

分岐から中岳温泉への尾根筋にはイワウメ、キバナシャクナゲ、ミネズオウが花盛り

 

イワウメと旭岳、熊ヶ岳

ミネズオウと裾合平方面

注意 中岳温泉への急な下りの登山道上に残雪が30mほど覆われています。雪の軟い部分とアイスになっている部分があります。アイゼンは自分の判断で行ってください。雪質によってはツボ足でも可能です。

中岳温泉

中岳温泉から登山道を見上げた画像

エゾノリュウキンカ

裾合平入口付近。一定間隔のポールマーキングは道迷い防止に効果望めそうです。

旭岳北斜面

裾合平分岐はまだ1mはありそうです。

白鳥の雪形

 

湧駒別高山植物園

旧ビジターセンター手前に湧駒別高山植物園では姿見散策路からは見られないお花たちが咲き出しています。

ウコンウツギ、蜜が無くなると下の花弁の橙色が赤色に変色します。虫たちが近づいてきて無駄に労力を使わせないための信号といわれています。

ムラサキヤシオ

チングルマ  離れて観ると花の形に象った小さな目玉焼きにも見えます。

エゾノツガザクラ

キバナシャクナゲ

ツバメオモト

シラネアオイ

エゾイチゲ

チシマザクラ

2020.9.20 大雪山 赤岳~緑岳縦走



連休と好天が重なりレイクサイトのシャトルバス乗り場は朝早くからハイカー、登山者であふれかえっていました。

銀泉台第一花園大斜面の紅葉。ウラジロナナカマド、ダケカンバ、ハイマツなどが織りなす錦絵の世界です。後方はニセイカウシュッペ山

コマクサ平から望む烏帽子岳

コマクサも終わりウラシマツツジのみごとな紅葉はビロードのような美しさです。 東岳

第三雪渓の紅葉をバックにリピーターさん

コース中、最大の第三雪渓は雪が消えると登りづらい石がゴロゴロでしたがボランティアさんの協力もあり整備が進み大変歩きやすくなっています。

稜線へ出ると冷たい秋風が一気に吹き出してきます。

やはり一番目立つのはウラシマツツジ。黄葉はミネヤナギ

チングルマの紅葉と綿毛

小泉岳から緑岳へと続く縦走路。右側、高根ヶ原、トムラウシ方面

チョウノスケソウの綿毛と小判型の葉

白雲岳

緑岳からは大雪高原の広大な景色と高根ヶ原の長大な溶岩台地、その奥にはトムラウシ山、十勝連峰と素晴らしい景色が広がる。南斜面はガレの連続、下りは特に慎重に。

 

第二花畑から東大雪の秀峰、ニペソツ山

緑岳を振り返る

 

 

 

 

2020.7.25 旭岳~間宮岳~裾合平



快晴に恵まれた連休3日目、大勢の登山者が思い思いの目的地に向かって旭岳頂上へ。金庫岩付近

昨日の富良野岳に続き旭岳頂上に立ちました。

熊ヶ岳の向こうには黒岳、北鎮岳、凌雲岳などの表大雪が一望

後旭岳、白雲岳

裏旭は火山れきの崩れやすい急斜面でちょっと歩きづらい。

平年よりは小さい雪渓とは言ってもガスなどがかかった時には道迷いに注意です。

裏旭は遅い雪融けのためお花たちも今が見頃。 チシマクモマグサ

チングルマ、エゾツガザクラの群落

他の高山植物に紛れて見つけづらいヨコヤマリンドウ。濃い藍色の花冠はほとんど開かない。

熊ヶ岳の裾を登り間宮岳方面へ。裏旭のキャンプ場も見える

熊ヶ岳のカルデラ

間宮岳から中岳分岐の間はヨツバシオガマが多く見られる。濃い紅色が目に付きます。

 

花冠の外側とがくに白く密生した長毛が目立つイワブクロ

雄しべの先の赤い葯が各花弁に赤い斑点が付いているように見えるクモマユキノシタ

花弁が10個に見えるエゾイワツメクサ

ゴージャスに見えるヨツバシオガマ

お鉢平、北鎮岳、凌雲岳

中岳分岐から中岳温泉への稜線上はイワブクロが満開

中岳温泉では足湯を楽しむ登山者でいっぱい

スノーブリッジとエゾノリュウキンカ

咲き出したばかりのウコンウツギ

 

エゾオヤマリンドウが咲き出しました。

2020.7.19 黒岳~裾合平縦走



高松台から黒岳、桂月岳、凌雲岳、上川岳

9合目上部からチシマノキンバイソウとマネキ岩

ダイセツトリカブトが鮮やかな紫を咲かせ始めました

黒岳頂上からポン黒岳にかけてエゾツツジがピーク

雲ノ平のお花畑は凹部のチングルマが見頃

太古の地球を思わせるお鉢平。白く見えるのは湖底(カルデラ湖)であったことを示す堆積した泥。

北鎮分岐直下の登山道上の雪渓はほとんど消えていました。

お鉢平を左に見ながら旭岳への登山道が続きます。

中岳温泉では若い人たちが目立ちます。

裾合平お花畑入り口付近

今シーズンのチングルマは少しお花の密が少ない感じです。

第一展望台付近のお花畑

2020.7.17 黒岳~裾合平縦走




今シーズン初のツアー登山ガイドでまず黒岳へ

晴れ渡る大雪の峰々に感動

花盛りの雲ノ平

今シーズンの北鎮雪渓は少雪のせいか30mもない長さでした。

中岳温泉では足湯に浸かりながら知らない者同士の話がはずみます。

🔴携帯トイレブースが今年も期間限定ですが設置されました。7/30迄

チングルマ群生地ではチングルマ以外のお花たちも咲き出しました

 

ノゴマ♂

鏡池に映る旭岳

すり鉢池

中道からの旭岳

 

2020.7.14 黒岳~旭岳縦走



橙黄色のチシマノキンバイソウ、視界がきかなくても鮮やかな色は大変目立ちます。

後ろ向きのクロユリ

雨露に濡れるエゾヒメクワガタ

花弁が10個に見えるエゾイワツメクサ

細かい水滴が花冠の外側の密生している毛に付着している。

エゾツツジが咲き出しました。身の丈に合わないくらいの大きく鮮やかな花を付け虫たちからもよく目立ちます。

一見すると何も咲いていないようですが、コマクサ、チシマキンレイカ、イワブクロ、エゾイワツメクサ、エゾツツジなどが道に沿って続いています。

 

 

 

石室近くのお花畑ではキバナシャクナゲ、エゾコザクラ、イワウメ、チングルマ、エゾツガザクラが満開です。

 

石室には管理人がいません。緊急時以外は宿泊はできません。テント泊は可能です。

トイレは携帯トイレブースが2基、和式トイレ2基利用できます。協力金500円となっています。

周りは閑散としてウラジロナナカマドだけがにぎやかに咲いていました。

白鳥・千鳥の雪渓

雲ノ平ではチングルマがアースハンモックと言われる構造土のお花畑に咲き出しました。

 

鈴なりのイワヒゲ

お鉢平

北鎮分岐直下の雪渓は少雪のせいか小さく30mほどになっています。

エゾタカネスミレ

ミヤマタネツケバナ

クモマユキノシタ

チシマクモマグサ

ヨツバシオガマ

エゾノリュウキンカ、8月に入っても見られます。

チングルマの大群落が見られるのももう少しです。  裾合平

旭岳北斜面に現れる白鳥雪渓

夫婦池に近いお花畑では今が満開

 

2019.9.13 大雪山 黒岳~裾合平~姿見縦走