2017.4.16 サロベツ原生花園
日本最大の高層湿原を持つサロベツ原生花園、大阪市とほぼ同じ、大雪山国立公園最大の銀杏ヶ原湿原もすっぽり入ってしまう広さです。遥か日本海の向こうにはまだ残雪をまとった名峰利尻山を望めます。
あちこちからエゾアカガエルの鳴き声、空にはヒバリの囀り、ハンノキの雄花が膨らみだし、ミズバショウやエゾノリュウキンカが咲き始めました。サロベツにも待ち焦がれた春の訪れを感じます。
6月中旬頃には黄色のエゾカンゾウが原野を埋め尽くします。日本国内でここにしか棲息していないコモチカナヘビ(爬虫類にはめずらしいおなかの中で卵を育て成体と同じ姿で生まれてくる)も観察できるようです。
昭和45年から30年余り原野一帯で泥炭採掘が行われていたしゅんせつ船が展示されています。