2022.8.01 大雪山 赤岳
遥か遠くに阿寒連山(阿寒富士、雌阿寒岳、風不死岳、雄阿寒岳)銀泉台第一花園より望む。
コマクサ平入り口付近には携帯トイレブース(木造)が建設中です。
ウラシマツツジが色づき始めました。
雪解けの遅い第二花園ではクモマユキノシタ、チシマクモマグサがやっとさきだしました。
赤岳頂上付近から黒岳方向。黒岳(右端雲がかかっている)、烏帽子岳、凌雲岳、北鎮岳
赤岳から旭岳方面
チングルマ綿毛
チシマギキョウ
チョウノスケソウ綿毛
大雪山倶楽部
〒078-8232 北海道旭川市
豊岡2条8丁目4番21号
TEL&FAX/0166-31-8228
携帯/080-5591-0809
代表/愛澤 美知雄
遥か遠くに阿寒連山(阿寒富士、雌阿寒岳、風不死岳、雄阿寒岳)銀泉台第一花園より望む。
コマクサ平入り口付近には携帯トイレブース(木造)が建設中です。
ウラシマツツジが色づき始めました。
雪解けの遅い第二花園ではクモマユキノシタ、チシマクモマグサがやっとさきだしました。
赤岳頂上付近から黒岳方向。黒岳(右端雲がかかっている)、烏帽子岳、凌雲岳、北鎮岳
赤岳から旭岳方面
チングルマ綿毛
チシマギキョウ
チョウノスケソウ綿毛
オニク: 赤岳登山口近くのミヤマハンノキの根に寄生する高さ15~20cm。一見、松かさが刺さっているかのような形に見えます。
リンネソウ
ウメバチソウ
チシマツガザクラ
赤岳山頂
見えているのは烏帽子岳、凌雲岳
赤岳登山口過ぎると間もなくコウメバチソウの可憐なお花が目に付きます。秋の始まりを感じさせます。
第一花園の雪渓はすっかり消えてやっと夏山シーズンを迎えました。
花弁が後ろに反り返り雌しべの花柱はくるりと上に曲がり特徴ある形が目に付きます。ミヤマホツツジ
果実がなりだしたクロウスゴ
カラフトイチヤクソウが満開
第一花園ではアオノツガザクラの群生が見事です。雪田草地に多く見られるようです。
第二花園の消雪はまだですが下部の消えた個所ではお花盛りです。
スプーンカットの模様がまぶしい第二花園
登山道の反対側には花期を終え綿毛となったチングルマ、生糸のような輝きが青空に映えます。
コマクサ平から黒岳、烏帽子岳。ウラシマツツジが色づき始め、もうすぐこの一帯は錦絵のような姿に変身します。
色付き始めたウラシマツツジ
大雪の貴婦人がそっと咲き出しました。大雪山の夏の最後を飾るクモイリンドウ。 淡いクリーム色で筒状の花冠の膨らみと藍色に近い色の筋がとても気高い気品を感じます。
まだまだ見頃のコマクサ
夏道がすっかり現れた第三雪渓。9月にはウラジロナナカマドの燃えるような素晴らしい紅葉が楽しめます。
やっと雪の消えた登山道脇に待ちかねたように咲いたエゾコザクラ
他ではこの時期ほとんど見られないイワウメ。短い夏の日差しをしっかりと受け止めています。
イワギキョウ
銀泉台第一花園周辺雪渓。
ザクザクの雪をステップに合わせてトラバース
コマクサ平ではピンクいろのコマクサが咲き出しています。また同時にウスバキチョウが活動を始めコマクサ平から赤岳周辺で20頭ほど確認できました。
ウスバキチョウは日本では大雪山だけに生育する国の天然記念物。羽化するまで3年かかり、幼虫はコマクサだけを食草として成長します。
登山道を外れての撮影は禁止行為です。環境省ではパトロールを行い入山者への注意喚起を実施しています。 (2019.6撮影)
ルート中最大の第三雪渓。
第四雪渓を越えると赤岳頂上稜線
稜線に出ると一面がお花畑。イワウメ、ミヤマキンバイ
葉が硬いマット状のため厳しい環境から守られています。
赤岳頂上から白雲岳、旭岳 金色の花を付けたミヤマキンバイは今が満開
一番多く見られるミヤマキンバイ、金色(黄色)の鮮やかな色で魅せてくれます。
黒岳(右端)、烏帽子岳、凌雲岳、北鎮岳
小泉岳方面への登山道脇には見るからにがっしりとしたホソバウルップソウ
豆の花とすぐわかるエゾオヤマノエンドウ
白雲岳頂上から眺める山肌の縞模様はこれから多くの登山者を魅了させてくれます。
高根ヶ原の奥にそびえるトムラウシ山
小判を思わせる葉のチョウノスケソウ。これからが見頃です
細い葉と長い花茎の先に白い花を付けるチシマアマナ
背丈が10㎝ほどのエゾノハクサンイチゲ
葉が開く前に枯れ葉に隠れるように淡黄色で壺形の花を付けます。
紅葉期には山肌が赤く燃え、ビロードの絨毯を敷き詰めた様は感動です。
銀泉台第一花園の雪渓はかなり早く融けてきていますがトラバースの際、特に下りではまだ要注意です。第三雪渓はほとんど登山道の雪は消えています。
ウコンウツギのまぶしい黄色が映えます。
コマクサ平のコマクサは満開を迎えています。
第三雪渓、左側の薄い色筋が登山道 ウラジロナナカマド
ジムカデ、エゾコザクラ
第四雪渓の登山道は半分程度現れています
赤岳頂上から白雲岳、中央奥に旭岳
エゾタカネスミレ、黄色が際立って鮮やかです。
北鎮岳、凌雲岳、烏帽子岳、黒岳
稜線は花盛り、イワウメ、ミヤマキンバイ
ホソバウルップソウ、エゾオヤマノエンドウ、イワウメ
どこまでもつづくイワウメの花畑
白雲岳頂上からは残雪の縞模様がとても美しい。左奥、旭岳
注意:頂上直下は巨岩帯の急斜面、残雪が張り付いて滑りやすいので滑落に要注意です。
この夏、建て替えとなる白雲岳避難小屋、この姿も見納めかもしれません。
工事に備えて周りの高山植物の移植作業が行われ、登山客の方がボランティアで作業に参加されていました。
エゾタカネツメクサ
エゾノハクサンイチゲ 背丈が10㎝余りと低い 板垣新道~小泉平
ミヤマキンバイの群落
チョウノスケソウ 近づくとこのような小さなお花畑がびっしり
永久凍土の影響で湿地となり水たまりができ、コケ、ホソバウルップソウ、タカネイワヤナギなどの植生が見られる。
トムラウシ山とホソバウルップソウ
ミヤマキンバイとトムラウシ山
今年の積雪量は少なかったものの4月の降雪や低温で高山植物の生育に影響が出ているようです。第一花園の雪渓は雪山歩きの慣れていない方はアイゼンの使用をお勧めします。(300m 以上の急斜面トラバースあり、ポールは必要です)ここ以外の雪渓ではアイゼン無しで歩行可能。第三雪渓は夏道が現れています。
ニセイカウシュッペ山方面
東大雪
第二花園雪渓
右端に秀峰ニペソツ山、石狩岳、音更山、ユニ石狩岳
コマクサ平ではピンクの蕾があちこちで確認できます。(今年は遅れています)
このコース最大の第三雪渓、夏道がほとんど現れてきました。
赤岳頂上から黒岳、烏帽子岳、凌雲岳、北鎮岳
残雪模様の大雪山。左奥、旭岳
白雲岳分岐から避難小屋へのコースで。キバナシャクナゲ
今年度立て替えが決定した白雲岳避難小屋。今シーズン避難小屋の利用はできません。テントサイトは利用できますが張り数が限られます。詳しくは環境省の
ウエブサイトで確認ください。 北海道地方環境事務所 http://hokkaido.env.go.jp/
トムラウシ山を背景に エゾコザクラ、キバナシャクナゲ
金色に輝く梅の花、ミヤマキンバイ
避難小屋周辺お花畑からチシマアマナとトムラウシ山、十勝連峰
高根ヶ原の崖に広がる雪渓は万年雪で残るところも
テントサイト
花はひと目でマメ科と分かり明るい紫がまぶしいエゾオヤマノエンドウ
小判を思わせる葉が特徴のチョウノスケソウはもう少し
肉厚の葉と青紫の花を付け見るからにがっしりしたホソバウルップソウ、
葉がマット状のイワウメ
東大雪の山並みと雲海。
ウメバチソウ
第一花園の長いトラバースを強いられた雪渓もほぼ消えて
ハイマツの下で見かけるリンネソウ。夫婦花とも呼ばれます。
色鮮やかなエゾツツジ
身の丈5㎝ほどのチシマツガザクラ
コマクサ平のひときわ大きなコマクサの株
第三雪渓の雪も少なくなりお花たちが一斉に咲き出しています。 ミヤマキンバイとエゾコザクラ
エゾミヤマツメクサ
ピークが過ぎたホソバウルップソウ
ゴージャスなキバナシオガマは満開
小泉平で見かけたリシリリンドウ
この時期の赤岳方面は大雪山の銀座コースと言われるほど登山者が訪れにぎわいます。
ひときわ目立つエゾコザクラ
銀泉台第一花園の雪渓もほぼ消え夏道を歩くことができるようになりました。
毛むくじゃらで淡い紫のイワブクロ
エゾシマリス
5㎝に満たない背丈のチシマツガザクラ
岩を縁取るイワブクロ
この時期は何と言ってもエゾツツジが一番目立つ存在
この時期一番ゴージャスなキバナシオガマ
赤岳第三雪渓も小さくなりました。
エゾミヤマツメクサの花弁は丸みをおびる。濡れると花弁の筋が透けて美しい
キバナシオガマの群落
まだ残っていました。葉が小判を思わせるチョウノスケソウ
見るからにがっしりしたホソバウルップソウ
見事なコマクサ
第一花園の雪渓トラバースはまだ300mほど、タテ移動の個所では下りが特に要注意です。!!登山靴のカットトレースがほぼついていますので慎重に辿っていけば大丈夫でしょう。
*アイゼン歩行は爪をパンツの裾、靴に引っ掛けぬよう慎重に!!!
第二花園、お花はまだ先のようです。ウスバキチョウの飛翔している所を観察に来られました。思いがかなって観ることができました。
コマクサはもう一息です。
イワウメはピークを迎えています。
チシマキンレイカ
ミヤマキンバイ
第三雪渓では残雪スキーを楽しむ姿も