黒岳東斜面にナナカマドの赤が確認できるようになってきました。(高松台)
この時期は濃い紫のダイセツトリカブトが多く見られます。
ハイオトギリの鮮やかな赤も見事に色付きました。
黒岳頂上からポン黒岳にかけてウラシマツツジがビロードの絨毯を敷き詰めたような光景が続きます。
白雲岳方向。烏帽子岳の東斜面には特に濃い赤黄のウラジロナナカマドが目立っていました。
ポン黒岳から雲ノ平はウラシマツツジとウラジロナナカマドが見頃を迎えています。
ポン黒岳を下りきった沢にはまだ残雪、イワギキョウとチングルマ綿毛
雲ノ平から烏帽子岳方面
マネキ岩から沢方面は紅葉が進んでいます。
旭岳姿見駅周辺のウラジロナナカマドも黄緑から橙、朱色に徐々に変化してきています。 (写真提供 旭岳ロープウエイ 9/7夕方撮影)
御田ノ原、愛山渓方面
道内から参加の女性。
到着時には晴れ渡った雲の平をご覧出来たそうです。
黒岳頂上付近では珍しいギンザンマシコ(雄)が近づいても逃げないのでじっくり観察できたそうです。
黒岳の雪渓は7合目から8.5合目にかけて断続的に残っています。特に直登部の下りには慎重に。不安な方はアイゼンの使用をお勧めします。(使用経験のない方は爪が靴や裾などに触れないよう特段の注意が必要です。また雪山歩きの経験のない方、登ることができても下りで滑落することがあります。)
8合目から頂上にかけて高径草本類のお花たちが咲き出しました。ショウジョウバカマ、エゾイワハタザオ、
ジンヨウキスミレ
キバナノコマノツメ
ミヤマキンポウゲ
ハクサンチドリ
エゾノハクサンイチゲ
頂上は雲で視界不良
足元のお花畑はイワウメがピーク
メアカンキンバイ
ミヤマキンバイ
ミネズオウ
キバナシャクナゲ
ポン黒岳のイワウメの群落を歩く宮崎からのツアー登山者からは歓声が上がっていました。
雲が切れ大雪の広大な景色が一気に広がりました。
石原のまわりはミネズオウの群落
石室周辺のキバナシャクナゲ
下山時はより慎重に。
黒岳9合目付近では濃い紫のダイセツトリカブトが目立ち始めました。
頂上直下、マネキ岩とチシマノキンバイソウ
抜けるようなスカイブルーの黒岳頂上、大雪山を象徴するような景色に感動、連日、好天に恵まれ最高の大雪山めぐりになりそうです。
残雪模様の美しい表大雪の山々
雲ノ平ではアースハンモックという直径1~2m、高さ20㎝ほどの地面の盛り上がりが多数観察できます。凍結と融解の繰り返しによって作られた構造土のひとつ。
チシマツガザクラ
イワギキョウ
大雪山の中央火口とも呼ばれる様に何度も大噴火を起こしたとされ、中には立派な成層火山がありましたが3万年ほど前の大爆発によって吹き飛ばされ、そのあとに直径2キロほどのカルデラが形成されました。底の白っぽい泥は湖底堆積物で湖が存在していた証です。太古の地球の姿が見られるお鉢平展望台
北鎮岳から黒岳方面を見ると溶岩台地の雲ノ平に溶岩円頂丘と呼ばれる盛り上がった山岳が並んでいるのようすがわかります。
北鎮分岐直下斜面にはまだ残雪があります。下りは特に注意
北鎮岳頂上からは360度の大パノラマが展望。後方は愛別岳、比布岳
旭岳と裾合平方面
お鉢平全景。後方に白雲岳、トムラウシ山方向
桂月岳頂上から石室、赤岳、白雲岳方面
黒岳周辺で会いたかったギンザンマシコに
台風一過の大雪ダム。いつもの大雪湖の姿はありません、貯水量が満水状態のため放流、石狩川は濁流と化し層雲峡温泉からは恐ろしいくらいの勢いで流れ下っています。川岸や中州には大量の流木が重なり合って打ち上げられていました。
旭岳、黒岳周辺の登山口への林道、登山道もかなり被害を受けています。関係分では、銀泉台、高原温泉への林道は不通となっています。開通予定は紅葉期のシャトルバスが運行するころには開通とのことですが、これ以上天気が荒れないことを祈ります。 詳細:層雲峡ビジターセンター
黒岳頂上からポン黒岳の稜線にはウラシマツツジが色づき出しました。中々寒くならず例年よりは遅い紅葉になりそうです。
ヒメイワタデ、後方は桂月岳、凌雲岳、北鎮岳
石室周辺、雲ノ平はまだほとんど紅葉が見られません。
黒岳登山道のウラジロナナカマド、実がやっと赤くなりました。
ダイセツトリカブト
アリドウシラン
先日オープンした、「黒岳カムイの森」。7合目駅から15分・360mの散策路はダケカンバ、ナナカマドの紅葉が楽しめそうです。
あまりょうの滝展望台からは黒岳、マネキ岩を望めます。
あまりょうの滝
展望台広場