2022.3.9 大雪山 旭岳山頂
- 2022年03月10日
- 旭岳, 大雪山 冬(冬山登山)
大雪山倶楽部
〒078-8232 北海道旭川市
豊岡2条8丁目4番21号
TEL&FAX/0166-31-8228
携帯/080-5591-0809
代表/愛澤 美知雄
久々のお天気に恵まれた旭岳、ラッセルを覚悟して来てみるとすでにトレースが旭岳頂上へ向かって付けられていました。 暗いうちから歩いて登られた方に ”感謝”
6合目付近からトムラウシ山、十勝連峰
山仲間のみなさん、今日は感動の一日になりそうです。
8合目付近から望む
東大雪の山並みとトムラウシ山周辺
穏やかな頂上でした。すばらしい景色に感動
頂上でのお昼は大雪の絶景を楽しみながら
白雲岳、赤岳、烏帽子岳、黒岳と一望
金庫岩から地獄谷
暖かいせいか少し霞んで見える旭岳。
旭岳温泉街からの旭岳。
新雪が10㎝ほど積もった姿見平。場所によって20~30㎝に達する所も。
新雪をラッセルしているのが確認
十勝岳では「62-2火口」付近を震源とする火山性地震が増加。警戒レベルは「活火山であることに留意」を示す警戒レベル1を継続中。 噴煙はここからでもはっきり確認できる。
雪面がクラストした上に新雪が積もりスノーシュー、アイゼンのどちらでも登りづらい登行となりそう。
忠別岳の左奥にはニペソツの頭が確認。右端、トムラウシ
ほぼ頂上まで新雪が積もり歩きづらい状態が続きます。
初めての大雪山へ。
山肌は新雪によって化粧直し
地獄谷
忠別湖から望む旭岳、まだまだ厳しい冬山の装いです。
外気温-15℃、風速8m一見、穏やかな姿見平と旭岳の姿です。
遠く十勝連峰、夕張山地の稜線がくっきり
冬特有の北西からの季節風が噴気孔群から上がる噴気を南方向に雪上を這うように押し流していきます。
忠別岳、化雲岳、トムラウシ山方面
頂上は意外と風が無く穏やかな展望を楽しみました。北鎮岳、凌雲岳方面
重みで折れたのか、強風によるものか
地獄谷
この日を待ちに待って登頂できました。おめでとうございます。
インバウンドのボーダー、スキーヤーが頂上を目指しやってきます。事故の無いように。
9合目下部で見かけた危ない登山者(アジア系インバウンド)、ミドルカットのトレッキングシューズ、アイゼン無し、スノーシュー無し、防寒コートフード付き(カジュアルタイプ)、おしゃれな毛糸の手袋、マフラーにザック無しとどう見ても危ういいでたちでした。一つ間違えば遭難してもおかしくない服装、装備。命を大切にしてほしいものです。
7合目、スノーシューからアイゼンに履き替え
9合目付近
360度視界の山頂での記念撮影
下山中に見られた虹色の環「ハロ」、珍しい自然現象です。
森田
忠別湖から望む旭岳。左に北鎮岳、愛別岳方面
新雪が20㎝ほど積もりスノーシューで7合目近くまで歩行
姿見の池展望台はめずらしく雪をかぶった状態
十勝連峰。オプタテシケ山から富良野岳まで展望
避難小屋、姿見駅
岡山からのリピーターさん、5年ぶりの旭岳山頂めざして。
登山者が下からも目立つくらい上がってきます。
ピーカンの旭岳頂上
南方向はトムラウシ山以外は雲海の中に
地獄谷への滑降は危険がいっぱい
トムラと十勝岳が雲海から頭を出して浮島状態
頂上直下
頂上からはすばらしいロケーションがご褒美
頂上柱はモンスター状態。右に北鎮岳、比布岳
黒岳方向
後旭岳、白雲岳、赤岳、右奥には緑岳
下山開始直後に見られたサンピラー
とてもラッキーな冬山山行でした。
香港からのお客様を旭岳へご案内しました。
天気の変化が激しく、天候の安定を待って出発しました。
ロープウェー付近は穏やかでしたが、8合目付近上部からは強風となり、金庫岩上部では20m程度の強風とともに低温でザック内のボトルもシャーベットとなりました。
天候と、時間的(ロープウェイは16:00まで)ことを考慮し9合目上部で撤退しました。
極寒と強風の中の太陽
お客様と旭岳山頂。8合目上部
強風と極寒のため、素肌の露出はできません
6合目付近より、山小屋やロープウェイの駅舎が確認できます。
by Morita