三段山の魅力は抵抗感の無い極上パウダースノーと山頂からの十勝連峰、表大雪の景観もすばらしい。頂上まで三か所の急斜面をもつ三段重ねの山
バックカントリースキーの基地にあたる吹上温泉白銀荘。
白銀荘駐車場からの眺め。噴煙たなびく前十勝
頂上稜線からは三峰山の先に富良野岳の端正な姿が眼に飛び込んできます。
夏山の富良野岳は「花の百名山」にも名を連ねる。荒々しい十勝連峰の中で早くに火山活動を終えたためお花の山にふさわしく、花好きの方にはたまらない。
上ホロカメットク山、八ツ手岩の荒々しい姿は絶景。下部には噴気を上げる安政火口も見下ろせる。
頂上の東には美しいピラミダルな姿を見せてくれる十勝岳2077mの雄姿。
by Okahana
すばらしい快晴に恵まれた三段山。頂上稜線の左奥が頂上
夏山シーズンには多くの高山植物で迎えてくれる富良野岳。荒々しい山容の広がる十勝連峰のなかで最も緑に覆われ目を惹きつける山、「花の百名山」にも名前を連ねています。
噴煙を上げ活発な火山活動を見せる前十勝
頂上稜線から安政火口を挟み上ホロカメットク山・三峰山と富良野岳へ、左へは十勝岳・トムラウシ山へと縦走路が続きます。
三段山頂上から十勝岳が噴煙でうっすらと確認できます。
この春、中学生になられる男子、ご家族を代表して頂上に立っていただきました。スノーシューとアイゼンを使いかなり早いペースでの登頂でした。この景色はきっと記憶に残る絶景のひとつになると思います。
下山途中に流れる噴煙の下に十勝岳のピラミダルな姿が望めました。
白銀荘はバックカントリースキーのメッカとして十勝岳はもちろん三段山への基地として最近はインバウンドのスキーヤ―、ボーダーが急激に増えてきています。
15日に旭岳登頂されたリピーターさんは三段山に挑戦
スキーにシールを張り付けて登る山スキーヤー、ボードを背負ってスノーシューで上がっていくボーダー、スノーシューで登り降りするハイカーと様々です。好天の中パウダーを一歩一歩進めて行きます。
一段目と二段目の中間地点、ダケカンバ三姉妹越しに旭岳と周りの山々が眩しく輝いています。
富良野岳本峰と北尾根、ジャイアント尾根
噴煙を上げる前十勝、その奥には十勝岳の雄姿が聳えています。
斜面のパウダーに刻まれたシュプール
頂上稜線から三段山山頂を見上げる。
雪を纏った上ホロカメットク山、荒々しさが際立ちます。左端に大砲岩
5日間で旭岳、三段山を厳冬期に2座、登頂されたリピーターのご夫婦。ご満悦の1枚
おまけ(1/18北邦野草園)
エゾフクロウ
アカゲラ♂
白銀荘から十勝岳方面。噴煙が北方向になびく様子から稜線上は風が強そう
二段目に差し掛かると旭岳方向がくっきり
アカエゾマツ樹林帯、白金模範牧場を背に
森林限界を越えると十勝岳、前十勝
雪煙が稜線を駆け抜けていく様は相当な風が吹いていそう
富良野岳
頂上稜線に出るとすさまじい風と雪氷片が安政火口から襲ってきましたが視界は何とか。富良野岳、三峰山が確認できます。
岡山からのリピーターさん、大雪山の厳しい歓迎を受け撮影後、即退却。瞬間風速で20m/sはあったのでは。
雪煙の様子から更に強風が吹き荒れてきたようです。
新雪の降り積もった、吹上温泉三段山登山口から三段山目指して出発のリピーターさん。
ダケカンバ、エゾマツ原生林は全身雪に覆われモンスターに近い状態
森の中には一瞬目を引く自然の造形が見られることも。
ダケカンバ三姉妹の前で
二段目の森林限界を越えたところで強風と視界不良で引き返し。
吹上温泉白銀荘前から出発。パウダーの新雪を踏みしめ、三段山目指し穏やかな森の中を心地いい音をたてながら進みます。岡山から参加のリピーターのご夫婦
三段山コースは山スキーのメッカ。近年はインバウンドのスキーヤーが極上のパウダーを求め大変多く訪れにぎわいをみせています。
森林限界を越えると視界が広がり、ダケカンバの低木、ハイマツが現れます。
眼下にはエゾマツの原生林、白金の森、美瑛の丘が広がります。
噴煙を上げる前十勝の右奥には十勝岳
あいにく頂上での大パノラマはご覧できませんでしたがご満足されたお二人。
旭川からのリピーターさん、旭岳山頂へ再挑戦も悪天候のため急きょ三段山に。
穏やかな原生林のなか、ふわふわのパウダーを踏みしめて登っていきます。
ダケカンバ三姉妹を背に
二段目に近づくと森林限界となり展望が開けてきます。遠くには広大な白金模範牧場、十勝岳登山口の望岳台が白い大雪原となって見られます。
二段目を上がり切ると三段山の姿がうっすらと見えてきました。左奥が頂上
幾本ものシュプールが新雪のパウダーに刻みこまれているのが確認できます。
マスコットのプルートと今回も一緒です。
快晴の十勝連峰、吹上温泉口から三段山をめざします。山スキーのメッカだけあってスキーやスノーシューのトレースの踏み跡がしっかりと付き、かなり歩きやすそうです。
二段目に差し掛かる目印、ダケカンバ三姉妹。左奥は前十勝岳
二段目、まだハイマツが雪の上に出ている状態のためスキーやボーダーの滑降は大変危険となります。スノーシューも落とし穴に巻き込まれると雪上に上げるのに一苦労。 奥に見える富良野岳
真っ白な十勝岳がピラミッドのような三角の姿を現してきました。
前十勝岳の奥には旭岳。明日はその旭岳にも挑戦する千葉からのリピーターのご夫婦
頂上稜線の南側は鋭く切れ落ち安政火口を覗くことができます。右に上ホロカメットク山
正面、上ホロカメットク山。右下に夫婦岩
三段山頂上ではすばらしい絶景に大感動。十勝岳が目と鼻の先に