旭川市江丹別と幌加内町の境に位置し、アイヌの人たちが冬に幌加内側へ狩りに出かけるときこの冬路山を越えていくのが最短コースだったそうです。稜線上ほぼ中央がピーク(625m)。
昨夜降った20cmほどの新雪をラッセルしながら高度をかせぎます。このあたりは立木がまばらで絶好のパウダー滑降コースです。
枯れ木と雪のオブジェ。カタツムリのようにも見えます。
2時間ほどで頂上稜線へ。眼下に広がる雪原は牧草地でしょうか。その奥には旭川市街地、後ろ側が幌加内町。
手製の板に書かれた冬路山。前方は幌加内町側。
昼食をとり、いよいよ下りの楽しみパウダースノーを舞上げての大滑降。ダケカンバの樹氷と青空をバックに気分は最高!!
旭川近郊には高山に入らなくても標高が1000mに満たない低山で山スキーが楽しめる斜面が多くあります。
あいにくの天気でしたが勢いよく噴き上げる白煙と音に驚き、生きている地球を目の当たりにし感動されていました。
姿見の池展望台から噴気孔を望む。
東京を朝出発して11:00には標高1600m、-10℃、大雪原で旭岳を仰ぎ見ながらのスノーシューハイキングに感激のお二人。
真っ青な空にあちこちから音をたてもくもくと噴き上がる白煙に驚かれ、地球の息吹を体感。
回りの岩に雪が付き雪見だいふくのように見えます。
後ろには十勝連峰とトムラウシ山、雲海からは夕張岳の頭が。
第五展望台からは姿見の池、噴気、旭岳、十勝連峰、夕張山地が見渡せます。
夫婦池小尾根ではミニ噴気孔の観察。この次は雪の下で春を待つお花たちに是非会いに訪れたいとのことでした。
快晴、気温-12℃、風速10m 旭川を出る時は-20℃でしたが山のほうが高めの気温。地上は放射冷却現象によるしばれでしょうか。遠く英国から来られたご家族連れも快晴の青空に映える旭岳、木々が白く凍り付いた原生林、ダイヤモンドダストに感動されていました。
北風に流され旭岳を遮るほどの噴気。外気温が低いため白さも量も際だっています。
こんなに近づけるとは! 勢いよく音を立てて噴き上がる噴気に興奮。
第五展望台では十勝連峰、トムラウシ山、夕張山地と大パノラマを満喫。
夫婦池の小尾根ではミニサイズの噴気孔を観察。今日はとてもラッキーな一日でした。
深雪でのスキーは初めてとのこと。美瑛の丘を眺めながらのスキーコースでは深雪、圧雪の両コースを使用して足馴らし、ほとんど貸し切り状態でした。
昼から旭岳コースへ移動、スキーシールを貼り直し姿見噴気孔へスキーハイキング。あいにくの天気(気温-20℃・風速5m・視界ホワイトアウト)でしたが突然現れた白煙と勢いよく吹き出る音に驚いた様子でした。
深雪は少し重めなので圧雪の林間コースを滑走。
ダケカンバ帯では一本一本の枝先まで白砂糖をまぶしたスイーツのようです
第一天女が原湿原では雪を被ったアカエゾマツ原生林が幻想的な姿を見せています。
澄みきった青空に真っ白な噴気を上げる旭岳、すばらしい天気にめぐまれました。
気温-12℃、風速5m、雪面はクラストしていて締まり大変歩きやすいコンディションのなか地元女性グループ5名、スノーシューは初体験とのこと。
もくもくとまっすぐ昇る噴気、雪面には風によってできた文様が浮かび上がりどこを見ても飽きることのないスノーシューハイキングです。
この時期にしか近づくことができない噴気孔では地底から噴き上げる噴気と音に感動でした。
トムラウシ山、十勝連峰をバックに。
姿見の池展望台、皆さんの気分は最高潮!
夫婦池の小尾根では小噴気孔を観察しながら最後の登りです。3時間あまりのスノーシューハイキング最高の天気のなか地元に住んでいてもなかなか見られない光景に改めて感動されていました。
昨日のリベンジとばかり予備日を姿見の池コースに再挑戦。怪しい天気のなか姿見駅に降り立つとうっすらと旭岳が、思わずバンザイ!!!
噴気孔では目の前で噴き上がる噴気とすさまじい音に感動。
姿見の池展望台、愛の鐘も真っ白に化粧した姿に。左下が姿見の池。
愛の鐘も避難小屋もお菓子に白砂糖をまぶしたような姿です。
姿見園地の大雪原を軽やかに歩き廻ってくれました。
真っ白な噴気を上げる旭岳を見ながらのぜいたくな昼食。
3度目で姿見の池コースを体験でき大感動の一日でした。
ゴンドラの車窓から純白の雪を被ったアカエゾマツ原生林がどこまでも広がっています。
旭岳ビジターセンターでは自分で採取した雪の結晶を観察できます。一つとして同じ形のものはない空からの贈り物をご覧下さい。
山麓駅周辺の穏やかな様子とは一変、風速13m、気温-12℃、視界10mと荒れ模様。第一展望台も全く見えません。昨年のリベンジで大阪から来られた母娘のお二人。
第一展望台はさらに風が強くこれ以上先に行くのは断念。
御影石の山域表示盤も強風に吹き付けられ無数のエビの尻尾が垂れ下がっています。
季節風が吹く北方向に向かって成長するエビの尻尾、鉄杭に20cmまで成長。
まるで冷凍庫の中に入っているかのような顔もウエアーも真っ白。
下山後、天人峡コースのクルミの沢へ。さっきの天気は「なんだったの」と言うくらい穏やかな森で標高差による気象の変化、垂直分布による植生の違いを実体感。森の神様「樹齢900年カツラの巨木」
ふわふわのシルキーパウダー、体を投げ出すと顔にまで雪がかかってきます。雪の中はとても温かく多くの生き物たちも温かいふとんの下で春を待っています。
静寂な森にコツンコツンと控えめな音が響き渡り、上を見るとアカゲラが幹をつついて餌になる虫を捕っているようです。
雪のなかでの昼食、簡単なおにぎり弁当でもひと味もふた味も違うごちそうでした。
まだまだここに居たいお二人、次の行程があるため移動。
「星空の旭岳原生林を歩く」コースでは雪空になってしまいましたが星くずが降りそそぐような景色に感動でした。
曇り、気温-12℃、風速10mの姿見駅を雪山登山体験のお二人、天気が良ければ旭岳頂上を目指す予定でしたがあいにくのなか出発。姿見の池展望台
5合目を過ぎるあたりからは風雪が強まり岩陰で小休止。
吹雪きのなかアイゼンを履きピッケルを片手に緩斜面で歩行・滑落時の訓練。
避難小屋の入り口の戸(1階2階とも)が開けっ放しの状態で雪が中に入り込み扉が閉まらなくなっていました。後に使用する人のことも考えてほしいものです。
白金温泉に宿泊されたご家族を「白金温泉パワースポットめぐり」へ、まず白ひげの滝へ湧水が美瑛川に吹き出しブルーリバーになる様子に感動。
厳冬期でも凍らない不動の滝、階段状に流れ落ちる穏やかな流れの滝です。
白金模範牧場の大雪原を自由に走り回りこれぞ北海道の景色に感動でした。