大雪山倶楽部

〒078-8232 北海道旭川市

豊岡2条8丁目4番21号

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代表/愛澤 美知雄

 

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2012.5.30 レブンアツモリソウ



ビル街が建ち並ぶ札幌中心部に原始の森として今に伝える「北海道大学植物園」ではレブンアツモリソウが開花中です。北海道の低地から高地までの草本、樹木を中心に展示しています。

 

園のなかには自然の沢もあり水鳥や野鳥の姿も観察できます。

 

高山植物園ではチングルマの花が終わり綿毛が盛りでした。白花はカラフトイソツツジ。

 

北海道で一番古く大きいライラックだそうです。

樹齢200年以上もあるハルニレの巨木が多く、北大をこの木の英名から「エルムの学園」と呼ばれ親しまれています。

園内にはこのブナの巨木をはじめミズナラ、イタヤカエデ、ヤチダモ、オニグルミ、ドロノキ、ハンノキなど多くの樹種 を観察できます。

 

 

2012.5.27 残雪の高原温泉(式部岩)



高原温泉入り口付近で若いエゾシカが生え始めた若草を食べている姿が。

やはり平年からみると雪融けが二週間ほど早いようです。

紅葉期には多くの登山客で賑わう高原沼めぐりのビューポイントでもある緑沼、水面が見え始めてきました。

夏毛に変わってきたエゾユキウサギ、締まった雪の上が走りやすそうです。

ガスの中にぼんやり浮かび上がった尖峰が式部岩、右の沢伝いに稜線へ出ると忠別沼が目の前、さらに左奥には忠別岳が見えてくるのですがこの天気ではむずかしい状態です。

式部岩付近は濃いガスがかかり視界不良のためここで引き返すことに。昨日からの低温と降雪で10cmほど新雪が積もり、ウラジロナナカマドも凍り付き寒そうです。

式部岩から高根ヶ原の崖尾根を左に見ながらの大斜面滑降はまずまず楽しめました。

2012.5.24 旭岳・姿見園地  ミネズオウ 



姿見駅前の案内看板も姿を見せ第一展望台へ行かれる観光客の姿が見られます。

夫婦池の小尾根ではミネズオウが満開。ピンク色のコンペイ糖が濃い緑に映えます。

散策路脇では二輪のキバナシャクナゲが淡いクリーム色の花を咲かせていました。濃いクリーム色のつぼみも徐々に膨らみはじめています。

コメバツガザクラも鈴なりに咲き始めました。

全体に繊毛があり、葉の先に3つの切れ込み 、黄色い花を咲かせるメアカンキンバイのつぼみも見られます。

姿見の池展望台の周りも雪融けが進み、観光客の歓声でにぎわうのももうすぐです。散策路を一周するには長靴が必要です。(姿見駅にてレンタルできます。)

 

 

 

2012.5.18 旭岳・湧駒別園地 チシマザクラ



平年より一週間ほど早く園地のチシマザクラが咲き出しました。週末、気温次第では一気に咲き出すかもしれません。

木道の敷かれている散策路からは満開のエゾノリュウキンカ、ミズバショウの群落が楽しめます。

今年からは公共駐車場からの新道も完成し沢にかかる三カ所の橋では水の流れる音が心地よく響いてきます。

三度目の探勝路では良い状態のミズバショウの水中花を見せてもらえました。

 

 

2012.5.15 突哨山・エンレイソウの仲間たち



突哨山の比布町側、村上山公園口からの「ぴぴの路」ではエンレイソウの仲間たちが見ごろです。歩き出して間もなくオオバナノエンレイソウ、ミヤマエンレイソウ、エンレイソウ、シラオイエンレイソウなど四種類を楽しむことができます。特にシラオイエンレイソウはオオバナノエンレイソウとミヤマエンレイソウ両種の交雑種で両方のものより大型で花弁と葉の縁が波状になっていてひときわ目立ちます。

オオバナノエンレイソウ、花弁は広卵形でとがらなく、雄しべが雌しべより長い。

ミヤマエンレイソウ、花が横向きに咲き、先がとがる。

エンレイソウ、花弁はなく、あずき色のがく片が三枚。

 

2012.5.14 旭岳・姿見園地



快晴のなかロープウエイ山麓駅横の登山口よりスノーシューにて出発。二時間ほどで1600m地点へ。5合目からの登山道は七合目までの一部を残し殆ど現れています。これからの時期ガスなどで視界不良の際、道迷いを起こしやすくなります。地図、コンパスはもちろん雨具、防寒着も必ず携行してください。

姿見の池にもうすく水たまりが見えてきました。流水口からは音を立てて勢いよく流れ出ていました。

連休の頃まで近づけた噴気孔は周りの岩肌が露出しこのあたりが限界となりました。

第三から第四展望台付近は散策路がほぼ現れ早咲きのお花が平年より早く見られそうです。

夫婦池付近ではミネズオウが濃いピンクのつぼみをいっぱい付け一番に咲き出しそうです。

すり鉢池

旭岳温泉探勝路ではミズバショウの水中花を見ることができました。浮遊物が多いのも春を感じさせてくれます。。

2012.5.13 上富良野岳



上富良野岳スキー登山の計画が少雪(急速な融雪)の為、つぼ足に変更。締まった雪質でまずまず歩きやすいD尾根から取り付き出発。正面奥に安政火口。

D尾根を上がりきるとハイマツには昨日からの湿雪が吹き付けられ雪化粧。

稜線へ出ると風が強まり最大で15mを観測。体がよろけるほどの抵抗を受けました。

冬に逆戻りの高山植物たちもブルブル。

頂上直下の難所も雪が消えて難なく通過。

岩壁からはつららが垂れて冬景色そのもの。

 

2012.5.08 ミズバショウ(水中花)



旭岳温泉湿原探勝路コースには毎年この時期限定でミズバショウの水中花を観察できます。少しくぼんだ地形に雪融け水が一気に溜まって見られるものです。まだ開花がいまいちですが週末から咲き出して来そうです。水場ですので観察にはそれなりの装備が必要です。

 

 

2012.5.06 突哨山 2



10日前にはピンクの絨毯を敷き詰めたカタクリのお花畑もピンク色が少なくなってきました。南斜面では三稜形をした果実が付き始めています。

少し遅れて林床には白く清楚なオオバナノエンレイソウが咲き出しました。

エンレイソウは花弁がなくあずき色をした小さながく片が目立ちます。

なかには花弁が六枚のものも。

今にも咲き出しそうな横向きミヤマエンレイソウ

 

 

 

白樺林のなかに見事な絨毯が敷き詰められました。

 

 

 

2012.5.05 「マタキテネ」



こどもの日の今日、あいにくの天気にもかかわらず遠く四国からスノーシューハイキングに親子で参加してくれました。沼めぐりコースもあちこちで春を感じさせる姿が見られました。アカエゾマツの森からコマドリ、ミソサザイ、ウグイスのさえずりが聞こえてきます。雪の上には風によって運ばれてきた、マツカサ、ダケカンバやエゾマツの種子、小枝などが散乱しています。またカモ沼で越冬していたコガモたちも飛び立ってしまったのか姿が見られません。rinaさんの作った雪だるまにも春を感じさせてくれます。帰る路から振り返るといつまでも見送りをしてくれました。「マタキテネ」

アカエゾマツの小枝から小枝へ体を広げて飛び移る様には全員で見入って歓声があがっていました。おいしそうにアカエゾマツの実を食べています。