2012.9.29 紅葉大雪山 高原沼めぐり
- 2012年09月30日
- 十勝岳連峰
やっと紅葉らしくなってきました。ミネカエデの黄、オガラバナ赤が色濃く目立ちはじめナナカマドにも濃いめの朱色が付きまるでこれからが本番という状況です。
バショウ沼入り口の大きなナナカマドもお待たせしましたという感じで色づき始めました。
例年訪れるハイカーで賑わいを見せる緑沼ですが、今年はちょっと様相が違うようです。
おまけ。
大雪山倶楽部
〒078-8232 北海道旭川市
豊岡2条8丁目4番21号
TEL&FAX/0166-31-8228
携帯/080-5591-0809
代表/愛澤 美知雄
やっと紅葉らしくなってきました。ミネカエデの黄、オガラバナ赤が色濃く目立ちはじめナナカマドにも濃いめの朱色が付きまるでこれからが本番という状況です。
バショウ沼入り口の大きなナナカマドもお待たせしましたという感じで色づき始めました。
例年訪れるハイカーで賑わいを見せる緑沼ですが、今年はちょっと様相が違うようです。
おまけ。
間宮分岐から北鎮分岐の稜線は風雨が強くカメラのレンズに雨が吹き付けられる状況のなかでの撮影でした。チングルマの紅葉は真っ盛り、天気がよければお鉢平とのすばらしい景色が見られたのですが。
悪天候のなか元気いっぱいで東京から参加してくれました。このあたりからは見通しが良くなりお鉢平も周りの山並みも少しづつ見えてきました。奥は比布岳方向。
北鎮分岐からお鉢平展望台への斜面には真っ赤に色づいたチングルマがこの雨のなか、ひときわ目立つ輝きを見せてくれます。
冷たい雨のなかウラシマツツジに負けじと明るいお二人。
雲ノ平へ入ってくるとウラシマツツジはもちろんウラジロナナカマド、クロマメノキが今が盛りと色づき、雨の中でも満足のいく紅葉を楽しませてくれました。このあたりは今がピークみたいです。雪が来なければ一週間は見られるでしょう。
真っ赤な葉っぱのなかに白一点 、チングルマの花が遅咲き?9月に入ってから続いた暑さの影響でしょうか。
黒岳石室に近いこの一帯、パーと明るく感じるくらいまぶしい輝きを放つウラジロナナカマドの紅葉が盛りです。奥は赤石川。
黒岳中腹ではエゾシマリスが忙しそうに走り回ったり、人を気にせず冬に備えての食餌風景があちこちで見られました。(ウコンウツギの果実を食べるエゾシマリス)
今年の紅葉前線は例年になく遅く、色づきが少しあせた状態でスタートしました。この日の高原温泉・緑沼ではいつもの賑わいもなくちょっと寂しいものでした。朝晩の冷え込みも数日前より戻ってきていますので後半に期待したいものです。
滝見沼ではナナカマドがやっと赤みを帯びてきた状態です。
緑岳・白雲岳の山肌もやっと赤らんできたところです。
黒岳東斜面の紅葉も全体に褐色がかった色でメリハリのあまりない出来映えとなりました。
黒岳頂上ではウラシマツツジが健闘してまだ鮮やかなビロードの光沢を見せてくれていました。
夏山シーズンもそろそろ終わりに近づき登山者の姿もまばら、快晴の秋空でしたがまだ半袖でも歩ける暖かさ、紅葉の進み具合が心配です。
黒岳~旭岳縦走に大阪から参加していただきました。いつか挑戦してみたいコースにやっと実現できたとのこと、今日はお天気も味方してくれそうです。
雲ノ平は咲き誇っていたチングルマが綿毛となりウラジロナナカマドには真っ赤な実が実り、やがて葉っぱも赤く色づき ハイマツの緑とで錦絵のような風景が見られるでしょう。
お鉢平展望台から黒岳、桂月岳、凌雲岳
中岳分岐から間宮岳にかけての登山道修復工事、河川護岸工事 を思わせるような姿に驚きました。
昨年撮った工事前の姿。
裏旭の雪渓もあとわずかで消えてしまいそうです。最後の登りですが足の疲労もあって苦しい旭岳登頂となりました。
山頂には平日にも関わらず多くの登山者でにぎわいをみせていました。
無事、黒岳~旭岳縦走を終えこれからの目標も出来たことと思います。次は大雪のお花の時期に是非おいでください。お待ちしています。
赤岳頂上付近からウラシマツツジの紅葉と右から烏帽子岳、凌雲岳、北鎮岳。全体的にはまだ色づきが遅れ気味の感じがします。
白雲小屋から白雲分岐への登りの登山道を横切るヒグマ。付近の草をしばらく食べた後こちらの様子に気つき茂みの中に姿を 消しました。至近距離で遭遇した場合、危険な行動を取ることもあるので鈴などでこちらの存在を知らせる対策を取られてください。
忠別岳近くの登山道脇で見つけたまだ生々しいヒグマの掘り返し。
忠別岳頂上でギンザンマシコ 。
トムラウシ山方面への縦走登山者もめっきりと少なくなり小屋、キャンプ場とも閑散としていました。
東から雲海が滝雲となって流れ込み、この後トムラウシ山は雲に隠れてしまいます。