凍結している忠別湖からは旭岳愛別岳間の真っ白な山並みがきれいに眺められました。
姿見の池コースに参加された愛知からのご夫婦、極上のパウダーが20cmほど硬めの雪の上に積もり、とても歩きやすく気持ちの良いハイキングとなりました。
噴気孔では青い空にもくもくと立ち上る噴気とジェットエンジンのような音に感動されていました。
この時期でなければ近づけない噴気孔と歩けない姿見の池を体感してもらいました。
頂上も望め、雪の結晶がキラキラと輝きこの雄大な眺めにはしばし足が止まってしまいます。
夏山シーズンには多くの観光客が通る夫婦池間にある小稜線を尻滑りを楽しみながら通過。
すり鉢池にはたっぷりと雪に覆われ8月に入っても残雪が見られる場所です。
今日の姿見園地は穏やかな雪景色、あまり風を伴わない降雪だったようでこの様なラッセルのトレースが続いていました。
是非、旭岳と噴気孔 を見て帰りたいとの願いが通じ体でうれしさを表現してくれた北海道育ちの東京人、2日目に延ばした甲斐がありました。
新雪が降った日曜とあってバックカントリーのスキーヤー、ボーダーで賑わっていました。
旭岳避難小屋は雪にすっぽりと埋まり、まだ 遠い春を静かに待っているように見えます。
午後の池塘 群湿原は時々日が差す穏やかな佇まいを見せていました。
今朝の旭岳温泉周辺は腰の上まで来る新雪が60cmは積もりラッセルが大変なスノーシューハイキングとなりました。
池塘群湿原の雪原もご覧の通り、奥までは入っていけないほどの大雪でした。
コース途中、倒木したエゾマツの根に出来た雪穴を覗くと美しい霜の花(フラストフラワー)がひっそりと咲いていました。
旭岳ビジターセンターでの雪の結晶観察、顕微鏡で覗くと六角形の均整のとれた姿が神秘的でした。
カモ沼ワサビ沼コースでは、今朝の冷え込みで水蒸気が凍って出来るフロストフラワー(霜の花)が見られました。鳥の羽毛に似たもの、針状のものとまさに繊細なガラス細工の工芸品です。
旭川では今朝-21℃まで冷え込みましたが旭岳姿見駅では-12℃、風速3mとさほど寒く感じないお天気でした。視界不良のなか東京から冬の北海道を楽しみに来られ、初めての大雪山のスノーシュー体験に挑戦していただきました。
雪のなかでの昼食、全然寒くはなさそうです。
楽しみにしていたふわふわ雪での仰向けダイブも見事に決まりました。
天然の滑り台では歓声やら悲鳴をあげてのにぎやかな雪遊びにはまっていました。
フロストフラワーの続き
一段目から望むエゾマツ原生林と白銀荘。好天のなか三段山コースに地元の旭川から参加してくれました。
森林限界を超えると遠くに旭岳の姿が見えてきました。手前斜面は前十勝
白煙を上げる前十勝の右奥には十勝岳の姿
山頂には連休で多くの山スキーヤー、ボーダーがパウダーを求めて登ってきていました。
2.5時間の奮闘の末、無事頂上に到達 。少しうすい雲がかかっていましたが十勝岳、上ホロ、富良野岳を眺めることができました。
切れ落ちた南側は荒々しい安政火口の姿と夫婦岩、向こうには上ホロカメットク山。
-5℃と外気温が少し高め、空からはぼたん雪が少し横なぐり状態で降り続き画像もご覧のとおり、札幌から参加のご夫婦もなかなか味わえない体験とばかり夜の8時に出発、20cmは積もった新雪を歩いてもらいました。
アカエゾマツの巨木の大きく広げた枝葉の内側は部屋のようになって風雪が遮断され大人が3人入っても十分な広さがあり快適なティルームとして使わせてもらいました。
「室内」から上を見上げたところです。
翌日、一晩で30cmは積もった雪を漕ぎカモ沼ワサビ沼へ。
池塘群湿原では貸し切り、踏み跡が全く無い雪原に思いっきり二人で体を投げ出し大満足。
旭川市内からもくっきりと旭岳の姿と噴気が確認出来るほどの上天気でした。風もあまりない様子が立ち上る様子から分かります。
冬の大雪山は初めてという札幌近郊から来ていただきました。雄大な旭岳と大雪原に何度も感動でした。
音を立てて勢いよく噴き上げる噴気に地球の息吹を体感していただきました。
雲海の向こうにはトムラウシ山、十勝連峰が望めました。太陽の周りに暈がかかる日暈、天気が崩れる傾向にあるのかも。
風がほとんど止まったのか柱になって噴気が昇っていきます。この様な姿は滅多にない現象です。
雪は初めてという台湾からのお客様、面積が東京ディズニーランドの10倍近くある白金模範牧場の広大な大雪原に感動。思い思いに歩きながら雪の感触を心ゆくまで楽しんでいただきました。
雪中でのティータイムには大変気に入っていただきました。 謝謝 再見
幌加内町の東に位置し標高700m余り、2時間30分ほどで登れ頂上直下の開けた南面でのパウダーの滑りが楽しめます。