イワギキョウも山腹から頂上にかけて見られるようになりました。黒岳9合目
早くもウラシマツツジが色づき始めてきました。8月に入ると真っ赤なビロードの絨毯のような光景が山肌に見られます。周りはチシマツガザクラ
北鎮分岐下の雪渓はまだまだ消えそうにはありません。
四国は高知から参加の皆さん、高知県出身の大町桂月が歌った「富士山に登って、山岳の高さを語れ。大雪山に登って山岳の大きさを語れ」のとおりの広大さに感激。特にお花畑が次から次と広がる光景には驚きの様子でした。あいにく、旭岳頂上では雨に降られ大パノラマを堪能することができませんでしたが、大雪の花を満喫された山歩きでした。
関西からのツアーの皆さん。朝、出発前のストレッチ
7合目駅ではかわいいエゾシマリスのお出迎えに皆さん感激。
黒岳東斜面ではチシマノキンバイソウ・ダイセツトリカブトが一番目立っていたようです。
頂上からは表大雪が見渡せ、白鳥・千鳥の雪渓もはっきり。エゾツツジ、コマクサはまだ楽しめます。
黒岳石室近くの雪渓では残雪の多さにびっくり。
石室まえのテラスでは食事をしたりくつろぐ登山者で大賑わい。
雲の平のお花畑では満開のチングルマ・エゾツガザクラに絶え間なく歓声が上がっていました。
雄大な大雪の景色と広大なお花畑に大満足の皆さん、是非またお出でください。
快晴の黒岳,最高の登山日和に恵まれました。正面、黒岳
ダイセツトリカブトの濃い紫の花が咲き出してきました。
横浜から参加された登山仲間の皆さん。黒岳頂上でいきなり目に入ってきた雄大な大雪の景色に感動でした。
絹糸のようなチングルマの綿毛が陽を受けてキラキラと輝く姿も印象的
地球の創世記を思わせるお鉢平、内側にはまだ残雪が張り付いています。
お鉢平を背に北鎮分岐下の雪渓を元気よく登る皆さん。
中岳温泉では湧き出している温泉に手を浸け、足湯ならぬ手湯を体験
沢状の地形なため雪解けが遅くやっと春を迎えたところです。エゾノリュウキンカ
裾合平のチングルマも遅ればせながらやっと群生している状態が分かるようになってきました。
今日一番のビューポイント、鏡沼手前の斜面のチングルマ群落。
今日一番のチングルマ群落のビューポイント。鏡池から地獄沢を越え登り切ったあたりの斜面は最高のチングルマを観察できます。
当麻岳方向に目を移すとこれもまたすばらしいチングルマ群落。姿見園地からちょっと移動するだけでこの光景を目にすることが出来ます。
エゾオヤマノリンドウの紫が見え出すと秋の気配を感じさせます。
旭岳北斜面に現れる白鳥の雪形、今年は残雪多くまだ完全ではありませんが十分見られます。帯広から本州のご両親を大雪山のお花を見せに連れて来られました。
やはり開花が遅れ、最後の木道から熊ヶ岳よりの奥の方に群落が広がっているのが確認できます。木道の近くまで寄ってくるにはこの週末あたりでしょうか。
キバナシャクナゲの群落
裾合平の群落はちょっと早かったけれど山々の景色やお花たちに満足していただけたようでした。
前天狗から見たニペソツ山(2013m)。いきなり目の前に飛び込んでくるこの圧倒的な姿には誰しも感動することと思います。標高年と週末の好天ということもあり多くの登山者で久々の賑わいでした。
天狗のコルから見た前天狗、ここまで2時間の行程。ニペソツは前天狗を越えなければ見えません。
前天狗の中腹からは石狩岳、音更山また遠くに旭岳、忠別岳などの表大雪が展望できます。
前天狗ではハイマツ、ハンノキ、ダケカンバの枝に悩まされながらのきつい登りでしたが、その疲れもいっぺんに吹き飛んでしまう光景です。
天狗岳の右側をトラバース、コルに下ったのち、山頂への高度感ある登りがはじまります。
西方向には十勝連峰、更に左には夕張山地が望めます。
天狗岳付近から望むニペソツ山。
左端の岩峰が頂上
振り返ると天狗岳、前天狗など複雑な山の形が見えてきます。
ガレのあたりから右にトラバース、裏側から回り込むとやがて頂上です。
中央にトムラウシ山、右に忠別岳、旭岳と続き、左にオプタテシケ山、美瑛岳と表大雪、十勝連峰が一望。
ニペソツ山に参加していただいた地元のリピーター。頂上までわずかの地点、360度の大展望を期待し、あえぎながら慎重に一歩づつ足を運びます。
頂上の岩壁に咲くお花たち。フタマタタンポポ、エゾルリソウ、トカチフウロ、ミヤマオダマキ
狭い頂上では360度の景色に堪能し腰をおろして疲れを取っている登山者で大賑わいでした。
2012.11月撮影
昨日の縦走に続き愛山渓・沼ノ平まで沢コースから登り三十三曲がりに下りるコースを歩きます。
沼ノ平は標高1400m前後の高層湿原で沼ノ原とともに表大雪を代表する湿原で春から秋にかけて湿原植物や紅葉を楽しませてくれます。特に当麻乗越からの眺めは「神遊びの庭」と呼ばれ神が造ったとしか思えないような沼、島、岩の絶妙な配置の大庭園を見せてくれます。
昇天の滝に続き村雨の滝は雪解け水のせいか水量も多く感じられました。
村雨の滝を高巻きし上部の石原で休憩。川岸には雪が残りスノーブリッジでつながっているところも。
エゾノリュウキンカがまだ見られます。
アカモノの白と赤のコントラストがとても印象的でした。
沼ノ平ではワタスゲ、モウセンゴケ、ツルコケモモ、イソツツジ、チングルマ、タチギボウシ(蕾)が見られました。半月湖にかかる雪渓歩行。
六の沼から当麻岳方面。
2009.9.21 撮影
朝6:00のロープウエイに乗り込み旭岳姿見までの縦走に備え準備体操を念入りに行う、松本からの登山グループの一行。
黒岳頂上までのお花たちとは全く違う高山植物、特にエゾツツジの群落には歓声が上がっていました。北鎮岳東斜面には白鳥・千鳥の雪形がはっきりと見られるようになりました。
ポン黒岳への登山道脇ではイワブクロ、チシマキンレイカ、コマクサ、メアカンキンバイ、チシマツガザクラ、ミネズオウ、ヒメイソツツジ、エゾノツガザクラなどがあきさせないくらいに咲き誇っていました。
雲ノ平ではキバナシャクナゲが満開。
雲ノ平から見た北鎮岳
北鎮分岐直下の雪渓はまだまだびっしりと張り付き、下りに使用する場合は特に注意が必要です。
中岳分岐から間宮岳への登りではヨツバシオガマ、チシマクモマグサ、クモマユキノシタが多く見られます。
裏旭の大雪渓。まだまだ消えそうにありません。
後旭岳、白雲岳をバックに旭岳頂上を目指し力を振り絞ります。 頂上はあいにくガスがかかり展望は望めませんでしたが、全員大満足の山行でした。
カムイ天上からの新道にまだ雪渓が残っているとの情報にどろんこを覚悟して入るも最悪な状況はまぬがれました。雪渓下部は多少悪路にはなっていましたが、他は「快適」でした。雨が降った後は何日かどろんこ道に戻る可能性ありです。
東京方面から参加していただきました。残雪の多さに驚かれながらも好天のなか、遙かピークめざし雪を踏みしめ進んでいきます。
朝焼けの十勝連峰。右、木陰にオプタテシケ山。中央、十勝岳。
コマドリ沢入り口、サンケナイ川もほとんど雪に覆われコマドリ沢とも繋がり、上部のガレ場までびっしりの状態でした。雪に慣れていない方は下りにアイゼン装着されたほうがいいかもしれません。
前トム平手前ではピンクの大きな花弁を付けたエゾツツジが咲き出していました。
前トム平から望むトムラウシ山。(ピークは左奥)
トムラウシ公園は雪が解けだしたばかりでお花はこれからの状態。
チングルマと後方、十勝連峰。
南沼キャンプ場の水場は十分場内で汲むことが可能です。
眼下に南沼、半分雪に覆われています。
頂上からは表大雪、十勝連峰が見渡せすばらしい展望でした。
左奥、旭岳。右奥、白雲岳
下山中、チシマギキョウが前トム平で咲き出してきました。
コバルトブルーがまぶしいすり鉢池と旭岳の組み合わせはビューポイントのひとつ。
連休初日の好天とあって家族連れ、若いカップル、グループ、ツアーなど多くの登山客で終日、賑わいを見せていました。
旭岳登山の醍醐味は、表大雪、十勝連峰、夕張連山、暑寒の山々が常に眺められ、頂上では知床、阿寒、利尻の大パノラマが広がるすばらしい光景が待っています。
昨日の十勝岳に引き続き、好天の旭岳を大満喫された登山ツアーとなりました。
頂上から北鎮岳、黒岳方面。残雪模様も連日の好天で見る見る小さくなってきています。
頂上は思いのほか暖かく、地図を広げて山座同定をしたり、お弁当やお茶を楽しみながらくつろぐ姿が見られました。
登山道の雪も解けすっかり夏山らしくなってきた十勝岳ですが、やはりまだ雪がちょっと残っているところがお似合いのようです。
登山ツアーの一行も下界の景色と大雪山の山並みを見ながらぐんぐんと高度を稼いで行きます。
美瑛岳の奥には、雪の縞模様を見せている旭岳。
十勝岳頂上から美瑛岳越しにトムラウシ山の姿も遠望できました。
南側にはどっしりとした富良野岳、安政火口を囲むようにカミホロカメットク山、三段山。