2013.12.29 新雪パウダーのカモ沼ワサビ沼コース
- 2013年12月30日
- 十勝岳連峰
新雪が50cmほど積もったカモ沼ワサビ沼コースへ東京から親子3組のご夫婦が参加していただきました。全員このようなふかふかの雪は初体験、雪に足を取られたり滑ったり子供に返って雪遊びを楽しんでいただきました。
フロストフラワー、自然の不思議な現象に興味深く見入っていました。
池塘群湿原での全員による、後ろへのダイビングに挑戦
大雪山倶楽部
〒078-8232 北海道旭川市
豊岡2条8丁目4番21号
TEL&FAX/0166-31-8228
携帯/080-5591-0809
代表/愛澤 美知雄
新雪が50cmほど積もったカモ沼ワサビ沼コースへ東京から親子3組のご夫婦が参加していただきました。全員このようなふかふかの雪は初体験、雪に足を取られたり滑ったり子供に返って雪遊びを楽しんでいただきました。
フロストフラワー、自然の不思議な現象に興味深く見入っていました。
池塘群湿原での全員による、後ろへのダイビングに挑戦
フロストフラワー(霜の花) 水蒸気と低温、無風が造り出す自然現象のひとつで倒木した根の廻りでよく見られます。
降ってくる雪を手袋で受け目を近づけるときれいな六角形の結晶。ここ旭岳山麓ではこの六花を肉眼で見ることができます。また写真のような雪穴にはシダのような形の雪の造形を観察できます。南国、宮崎から来ていただいた職場の同僚女子、軽くてさらさら雪の感触に驚きの連続でした。
積雪量が平年に比べ少ない事もあって、あまり沈まない歩きやすい雪上を気持ちよく歩行できました。
幻想的なワサビ沼は温泉が流れ込み冬でも凍らないため、コガモが越冬しています。
池塘群湿原は雪に覆われ自由に歩き回れるこの時期だけの特別コース、自分たちだけの貸し切り雪原で思いっきり雪遊びが出来ます。
二日目、姿見の池コースへ挑戦するも悪天候(ホワイトアウト)のため引き返すことに
天人峡・森の神様では静かな巨木の森をのんびりとハイキング。斜面では尻滑りをして楽しみました。
カツラの巨木
トドマツの樹皮には今年のものと思われるヒグマの爪痕が生々しく刻まれていました。
樹齢900年、カツラの巨木は日本巨木100選にもなっている「森の神様」
大雪山を離れる際、忠別湖からは表大雪の雄大な眺めが印象的でした。
東京から去年に引き続き親子3人で冬の大雪山へ雪遊びに来てくれました。このふわふわの雪のなかでの尻滑りにすっかりはまってしまったharunaちゃん、今日は期待していた雪よりはちょっと少ない状態でしたが思う存分遊んでくれました。まずは腹ごしらえをしてからということで、代わり映えのしないおにぎりラーメンを食べていただきました。
静かな原生林にしばらくの間、甲高い悲鳴やら絶叫が鳴り響いていました。
小さな雪穴のなかにすっぽりと入りご満悦。
ふわふわの雪を巧みに”ショベル”を使い自分だけの道づくりに夢中。大雪山は子供でも遊ばせてくれる自然がいっぱい。
十勝岳や富良野岳の登山口となる十勝岳温泉口、標高1300mと北海道で最も高所にある温泉宿の側からの展望。ダケカンバの霧氷越しに上ホロカメットク山へ繋がるD尾根、空の青とのコントラストがすばらしい。「かみふらの八景」のひとつとして四季それぞれの絶景が見られる場所です。
雪を頂いたダイヤモンドヘッドのような姿にも見えそうな 崖尾根。
白銀に輝くこの光景は日本離れした圧倒的な姿で迫ってきます。谷間の奥が安政火口。 上ホロカメットク山と八ツ手岩
右、化物岩
千葉から来られたリピーターのご夫婦。大雪山でも数少ない荒々しい冬の姿に感動でした。
昼食は普通のおにぎりラーメンでしたが、特別席での味は一味違ったことと思います。
見ての通りすばらしい天気に恵まれた旭岳姿見。外気温-2℃、無風と雲一つ無い快晴、12月中として二日続きの好天はめずらしいのでは。冬の旭岳は初めてという埼玉からのご夫婦、この景色に感動しっぱなしでした。
噴気孔群では吹き上げる白煙と轟音に驚かれ大自然の凄まじいエネルギーを感じてくれました。
貸し切りの大雪原、姿見の池の上を歩く二人。
コース一番のビューポイントで昼食
大満足のスノーシューハイキングでした。
強風によって造られた雪模様(シュカブラ)と旭岳、噴気孔群、青空とこの冬一番の絶景。
噴気孔から立ち上る水蒸気の白さが青空に映え、近づくとジェットエンジンのような轟音が響きわたってきます。
姿見の池も凍結、旭岳が水鏡に映るのは7ヶ月ほど先でしょうか。
エビの尻尾が張り付いた姿見の池展望台・愛の鐘の塔。
南方向中央にはトムラウシ山、忠別岳、化雲岳さらに右に十勝連峰と連なります。
左からオプタテシケ山、ベベツ岳、美瑛岳、十勝岳、富良野岳の稜線、さらに右奥には夕張岳、芦別岳
この時期としては少雪、ササや低木が雪の上に出ているため滑走時には引っかけないよう注意が必要です。
二泊三日で知床羅臼より石田クンが三段山スキー三昧に来てくれました。交流山行でよくお世話になっている番屋で暮らしながらガイド「番屋北浜」をしている元気印の若者です(知床のガイドはおまかせください)。一日目、二段目の稜線上ハイマツ帯へ出ると風雪が強まり視界は益々悪く、まだ二日酔いが抜けきらないコンデションにもかかわらずガンガン稼いでいく皆さんでした。
1500m付近、ウラジロナナカマドにはエビの尻尾状態に硬い雪が吹き付けられ美しい工芸品のような姿が印象的、吹雪がさらにひどくなりここで引き返すことに。
やはり一段目は最高の斜面、洋ちゃんの滑りはいつ見ても格好いい。
二日目、新雪が30cmほど積もり最高の雪質、ラッセルは先行のパーティがしてくれたので快適にピッチを稼がせてもらいました。左側が白銀荘
知床では体験できないパウダーに感動した石田クン。
先頭ラッセルはパウダーでも結構キツイ。
パウダーの感触はサイコー。あっという間に到着です。
四度目の三段山だったそうですが今回も頂上を踏めずでした。また来てください。
旭岳登山口にある雪尺がやっと1mの大台を記録しました。平年よりは少ない積雪深です。旭岳ロープウエイ姿見駅周辺は1.5m、12/11から冬シーズン運行開始です。
今シーズン最初のスノーシューハイキングに参加された大阪からの仲良し女子、ふかふかの雪を漕ぎながら「カモ沼ワサビ沼コース」を楽しんでいただきました。
アカエゾマツの原生林に囲まれた池塘群湿原では幻想的な雪景色、真っ新な雪にご満悦。
ワサビ沼では越冬中の10羽ほどのコガモたちにも会えました。
雪の中でのお弁当も初めての体験、温かいスープは冷えた体に染みてきます。
旭岳ビジターセンターでは雪の結晶を顕微鏡で観察 することができます。今日の雪はきれいな六花、まるで作りもののような整った形に歓声を上げていました。