桜が咲き始めたという遠く和歌山からこられたご家族の皆さん、全員が晴れ男と晴れ女でしょうか。外気温-1℃、風速3m、そして白と青の目の覚めるコントラスト、本当に旭岳晴れのラッキーな一日となりました。
ふわふわ雪ではありませんが、大雪原に全員であおむけ「ダイブ」
噴気孔群では地球の息吹を体感、さらに強いパワーをいただきました。 奥に旭岳山頂
姿見ノ池中央部
姿見ノ池展望台にてお花見ならぬ雪見のひととき。笑顔がこぼれます。
締めは旭岳尻滑り大会
皆さんお疲れ様でした。
*旭岳スノーシューハイキングはゴールデンウイークまで楽しめます。
森林限界を超えるとやや重かった雪質も軽くなり、ウインドクラストとふわふわ雪が交互に出てきました。 前十勝岳、十勝岳、大砲岩
富良野岳
三段山の頂上稜線もはっきりと見え、まずまずのお天気。
札幌から本格的な山スキーを目指し駆けつけてくれました。
三段山頂上からは安政火口、上ホロカメットク山、富良野岳への稜線も良く見え、疲れもいっぺんに飛んでしまうほどの感動でした。
大自然のなかのゲレンデで元気いっぱい滑ってくれました。
十勝岳温泉から安政火口方面。 D尾根、化物岩、八ッ手岩、上ホロカメットク山、左に崖尾根
昨日来の強風で雪面はウインドクラスト、5合目過ぎたあたりでアイゼン装着し頂上を目指します。
トムラウシ山頂上部が雲海に浮かび上がって浮島のような景色を見せています。
待つこと二日、三日目にこのラッキーな天候に恵まれた神奈川からの男性。
9合目を過ぎ金庫岩から尾根上の登山コースと地獄谷が確認できます。
旭岳頂上ではこの景色に大感動、満面の笑みでの1枚。後には表大雪の白い峰々が鎮座し、まさにカムイミンタラの世界です。
北鎮岳、凌雲岳、黒岳、烏帽子岳、赤岳、白雲岳、緑岳、後旭岳が一望
穏やかな頂上では滅多にできない昼食、最高のマウントビュー席での一時でした。
5合目、噴気孔群から見た頂上。
大阪から参加のおひとりと吹上温泉白銀荘前から20cmの新雪を踏みしめ出発
三段山頂上は視界不良で展望がききませんでしたが時折、陽射しのなかにD尾根、八ッ手岩や安政火口が浮かび上がりちょっとだけ見ることができました。
二段目手前の立ち枯れたダケカンバ大木のオブジェ
白金模範牧場では「これぞ北海道」の景色に感動
外気温-9℃、風速5m、薄日が旭岳を照らす穏やかなこの日、横浜から山頂コースに参加。北海道の夏山は大雪、日高、知床と名だたる山を登られたとのこと。今回は冬の旭岳に挑戦です。
あまり期待できる予報ではなかったにもかかわらず、薄日のなか頂上稜線がはっきりと捉えられ、風もほとんど無く汗ばむようなお天気でした。8合目
岩に張り付いたエビの尻尾。
頂上からの展望は霞んではっきりとは見えませんでしたが、大雪山の大きさを十分感じられたようです。
十勝連峰・三段山登山口にある吹上温泉は山スキーのメッカとして利用され、バックカントリースキー、ボード、スノーシューハイキングで大雪山のなかでも多くの老若男女が訪れます。三段山をはじめ前十勝岳、富良野岳などが知られています。 右に前十勝岳、左端に美瑛岳
昨日から30cmの新雪が積もり雪面の雪の結晶が輝いています。
二段目手前の「ダケカンバ三姉妹」。白煙を上げているのは前十勝岳
二段目に上がると富良野岳の雄姿が、北尾根とジャイアント尾根からは何本ものシュプールが確認できます。
東には十勝岳も見えてきます。中央奥の尖峰。
二段目からは森林限界を超えるためクラストした雪面となりハイマツが現れることが多いのですが、風が無く雪がそのまま積もり、雪の下に隠れ滑るには良い条件です。
稜線上の左端が頂上。
頂上から、上ホロカメットク山と八ッ手岩
富良野岳、三峰山、中央、岩肌を見せている化物岩。真下には安政火口から噴き上がる噴気が見える。
十勝岳と大砲岩
今日は頂上からの滑降が可能となり気持ちよさそうにパウダーを飛ばしていくスキーヤーたち。
忠別湖から旭岳の眺め。桜の開花予想によると四国・九州では来週あたりから咲き出しそうだというのに、ここ大雪山山麓はまだ2m近くの積雪、旭岳にいたっては3m~5mの積雪があります。日当たりの良い川辺ではネコヤナギが銀白色の綿毛を膨らませて来ていますので植物たちは春を感じているのでしょう。
天人峡温泉の宿泊先でご一緒の女性、このすばらしい天気に姿見ノ池コースに急遽変更し、ごらんの絶景が堪能できました。
どこまでも広がる大雪原、モクモクと吹き上げる噴煙、雄大な旭岳の姿には感動しきりでした。
強風によって造られる雪の風紋(シュカブラ)。木目のような模様と波目の陰影が見事。