高さ7-8cm花の長さが7mmほどの小さなアリドオシランが藪のなかに見つけることができました。純白で可憐な姿は印象的です。
第一花園上部からは屏風岳、武華山、武利岳そして奥には阿寒連山も遠望できます。
絹糸のような艶のある綿毛を秋風に揺らせ青空に映えるチングルマ、まもなく赤く染め上げた葉の紅葉も見せてくれることでしょう。
烏帽子岳東斜面にも赤みを帯びたウラシマツツジ。大雪の紅葉前線がスタートしました。
コマクサ平よりウラシマツツジと黒岳
赤く色づいたウラジロナナカマドの実と第三雪渓
イワギキョウとシロバナイワギキョウのツーショット。
赤岳頂上から旭岳、北鎮岳方面
白雲岳分岐周辺から望むトムラウシ山、高根ヶ原、白雲小屋
北海平から望むトムラウシ山
北海岳頂上からのお鉢平と北鎮岳
右から黒岳、桂月岳、凌雲岳
ヒメイワタデも赤く染まり出し夏の姿とは別もののようです。
北海沢付近から見るチングルマ群落
黒岳東斜面の登山道脇で上品な色づきを見せるハイオトギリ。
この縦走コースは高山植物が多種観察でき、固有種であるホソバウルップソウ、キバナシオガマ、チシマクモマグサ、チョウノスケソウなどと広大な溶岩台地に広がるお花畑の群落が圧倒的な様相でご覧いただけます。所要時間は約8~10時間、歩行距離12km。無理をされずにゆっくり楽し見たい向きには白雲小屋か黒岳石室で一泊されるのもお勧めです。6月25日頃から7月5日頃にかけては登山道上(登山口から稜線へ出るまで)には多くの残雪が見られますので雪山歩行に慣れた方、又は簡易アイゼンでのトラバース、登りや下りでの歩行が可能な方にお勧めです。特にこの時期はホソバウルップソウ、チョウノスケソウ、エゾオヤマノエンドウなど開花時期の早い高山植物を観察できます。
あいにくの天気にもかかわらず元気いっぱいで旭岳山頂コースに参加されました。なんとか姿見ノ池と噴気孔群が見える展望台で。
高度を上げるにつれて濃いガスと強風がひどくなり立ち止まることも。
何も見えない頂上でしたが皆さん、とても楽しかったとのこと。再度来られたときは倍付けで感動されることと思います。 お待ちしています。
頂上で一緒した大学山岳部のパーティと
黒岳から望むニセイカウッシュッペ山。左の緩い稜線の最上部が頂上。中央部、鋸歯に見える稜線が通称アンギラス、その先が平山へと続く。 (2014.8.25撮影)
黒岳から眺めると鋭い山容を見せアイヌ語の意味する「渓谷の上にいるもの」まさにその通りの姿。長大な西尾根を頑張って登りつめ見晴台からの表大雪の展望はとてもすばらしい。
見晴台からは大槍、小槍の鋭い岩峰が目に飛び込んでくる。
正面の前衛峰を巻いて頂上へのゆるい登山道を行くと頂上(1879m)
日本300名山を目指し埼玉からこの山を訪ねて来られました。頂上からの展望はあいにくでしたが、心配していた雨にもあたらずまずまずの山行に満足されたようです。
大槍
前衛峰と陰に見えるのが通称”アンギラス”
先月には登山者で賑わいをみせていたコマドリ沢分岐も行き交う人も少なく、コマドリの鳴き声もほとんど聞こえません。
前トム平手前の岩場5mほどの距離にナキウサギが突然現れ撮影会となりました。東京から参加のリピーターさんもこの瞬間を撮られ大満足。
トムラウシ公園ではエゾコザクラ、エゾツツジ、チングルマ などがやっと咲き出したものも見られました。
トムラウシ公園越しには前トムラウシ山、東大雪の山々が遠望
オプタテシケ山から連なる十勝連峰。イワイチョウの黄葉が始まり一面、黄色の絨毯に
イワイチョウ
名の通り、黄金色に輝く広大な黄金ヶ原
念願のトムラウシ山山頂、奥には旭岳から白雲岳への稜線がくっきりと望めます。
北沼と旭岳方面
トムラウシ公園上部よりトムラウシ山とウラシマツツジの紅葉
昨年に引き続き大雪山夏山登山に親子で参加していただきました。台風一過ではありましたが強風が予想されるなか銀泉台を出発。
第二花園では遅い雪解けの斜面からエゾコザクラの濃いピンクが印象的
コマクサ平のコマクサはほぼ終わり、ピークを過ぎたクモイリンドウが気品のある姿を見せてくれました。
ウラシマツツジも色づき秋近しの感です。
第三雪渓もかなり小さくなり登山道がすっかり現れています。
赤岳への頂上稜線へでるといきなりもうれつな風が襲いかかり、よろける上体にしっかりフードを着けてこの先の歩行に備えます。
快適な北海平に見えますが猛烈な風のなか子供さんの手を引きながらの悪戦苦闘を強いられた歩行でした。
予想通りの北海岳頂上。お父さんにしがみつき飛ばされないように道標に寄り添う二人
頂上柱もご覧の通り、猛烈な風の強さがうかがい知れます。
左から凌雲岳、桂月岳、黒岳。 k君の強さには唯々驚きでした。
昨年12月にスノーシューハイキングを体験された時に、夏の大雪山も是非来てみたいと計画され今回、2日間の日程で実現されました。1日目はあいにくの雨模様のなかコマクサ平までの予定で出発。雪渓の側ではエゾコザクラ、チングルマがやっと色濃い花を咲かせ虫たちにアピールしているように見えます。
第二花園の雪渓は8月まで残り、遅い花見が楽しめる場所でもあります。
コマクサ平では雨に打たれながらもしっかりとピンクの花を誇らしげに見せてくれるコマクサが印象的でした。
2日目は低気圧も去ってまずまずのお天気となり表大雪の山並みもかろうじて見せてくれました。
雲ノ平を賑わせたチングルマは綿毛に変わり絹糸のような輝きを風になびかせ美しい光景が広がっています。やがて草紅葉の真っ赤な姿を見せてくれるでしょう。
お鉢平展望台では創世紀の地球を思わせる太古の姿を目の当たりに。
下りの9合目での出来事。カヤクグリが雛に運ぶ虫をくわえたまま異常接近
カメラを構えた指の上に文鳥のようにいきなり止まりしばらくジーと見つめ合う二人。初めての光景に驚きでした。
この日、二番目の珍客、エゾクロテンのこどもも異常接近です。
ますます大雪山の魅力に引き込まれたようです。お花や動物たち、また人との楽しい出会いの思い出をいっぱいお持ち帰りいただいたようでした。
黒岳東斜面のウコンウツギ群落も終わり少し寂しくなってきましたが、チシマノキンバイソウ、ダイセツトリカブト、ミヤマキンポウゲなどがまだ楽しめます。
黒岳石室周辺のお花畑
間宮分岐から裏旭へ向かう登山ツアーの一行
裏旭の雪渓は登山コース上の200mほどでアイゼンは必要ありませんが雪渓が切れてからの直登は結構きつい
裏旭のお花畑にひっそりと咲くヨコヤマリンドウ。目立たないので見つけにくい。(大雪山固有種)
雪が消えた場所にはコマクサが
ダイセツトリカブトの紫がひときわ目立つ季節を迎え、稜線にはイワギキョウ、アキノキリンソウなど早くも初秋を感じさせる色合いがちらほら見えだしてきました。
ウコンウツギ、ウラジロナナカマドが9合目の斜面いっぱいに咲き乱れていた群落も終わりましたが、チシマノキンバイソウ、ミヤマキンポウゲ、ハイオトギリ、トカチフウロなどまだ楽しめるお花が残っています。
頂上のお花畑を赤く染めていたエゾツツジもピークを過ぎてきましたが存在感は十分
一ヶ月近く咲き誇っていたコマクサの花弁も枯れ始めて来ました。
ポン黒岳から雲ノ平、北鎮岳方面
黒岳石室周辺ではチングルマ、エゾツガザクラ、ミヤマキンバイ、エゾコザクラなどが楽しめます。
雲ノ平のチングルマは綿毛が殆ど