外気温がプラスの暖かい日がここ数日続きこの日もプラス5℃、風速3mの好天気。自分のふる里でもある北の端、稚内から参加の友人同士。大雪山の雄大な雪景色に感動してくれました。
旭岳をバックに尻滑り
猛烈な風によって吹き飛ばされ看板の木枠だけが残っています。風速60m以上の暴風が吹き荒れることもある冬の大雪山、自然の脅威をまざまざと見せつけられました。(第4展望台、周氷河地形説明板)
黄砂による影響か雪面の色が薄く黒ずんで見えます。
まぶしい青空と新雪の白の背景に美しい姿を魅せる旭岳。桜が咲き出したという大阪から親子3人、元気いっぱいの小4の息子さんの春休みを利用して旭岳冬山登山に参加されました。昨年は知床 羅臼・ルサ乗越を歩かれたそうです。
6合目を越えたあたりから雲に覆われ視界不良、10m以上の風と厳しいなかご両親の励ましと負けん気の根性で無事旭岳山頂に立ちました。本当に良く頑張りました。
下山途中、青空の切れ間の山頂の姿を何度も満足げに見入っていました。
風、外気温とも穏やかな姿見園地。新雪が20cmほど積もり真っ白な大雪原をスノーシューでラッセルしながら噴気孔群目指して進みます。地元、旭川から参加いただきましたが、厳しい自然環境ならではの雪質、積雪量,厳しい環境に耐えている生きものたちの姿など地上とは違う世界に感動されていました。
踏み跡の全く無い雪原を貸し切りのハイキング
もくもくと吹き上げる噴気と轟音にも感動
午後からはカモ沼ワサビ沼コースへご案内。豪快な滑り台で子供に返って遊んでいただきました。
雪山からのジャンプでは深雪に体が埋まってしまうほどのふかふか雪
雪まみれになってもさらさらの雪で濡れる心配もありません。防寒着のお陰で体はぽっかぽか。
誰もいない湿原も真っ白な大雪原に。
東京在住、タイからのお客様。写真撮影が趣味とのことでこのコースを選んでくれました。大雪原に刻まれたキタキツネの足跡、十勝連峰の圧倒的な姿に感動。
快晴の姿見駅。札幌から卒業旅行の思い出に旭岳山頂コースに参加の学生さん。姿見駅で見かけたグーグルストリートビュー。バックパック型の撮影機材には広角カメラ、コンピューター、バッテリーなど総重量20kgにもなるそうです。旭岳頂上へ上げるとの事。
無風状態のため噴気は真っ直ぐ柱のように噴き上げます。
八合目あたりから頂上稜線に雲がかかりだし視界不良となってきました。
頂上からはあいにくの展望でしたが十分、冬山登山体験を満喫できたようでした。