快晴の緑岳、第一花畑ではチングルマ、エゾコザクラ、エゾノツガザクラ、アオノツガザクラが咲き始めました。
エイコの沢ガレ場 。第一花畑からは登山道がまだ雪の下です。ガスがかかっているときは道迷いに注意です。
緑岳南斜面では、イワウメ、ミネズオウ、ウラシマツツジ,エゾオヤマノエンドウが咲き始めました。6月に入ってからの低温で開花が遅れているようです。
花冠の底部に透明なビニールを張り温室のような効果をねらったものなのか、高山植物のなかでもいち早く花を付けます。
雪壁の高根ヶ原 の奥には忠別、化雲、トムラウシそして十勝の峰々が展望できます。
まだ蕾状態でした。咲き出すまであと一週間は かかるでしょうか。チョウノスケソウはやっと葉が出てきたところでした。
小泉岳から望む表大雪の山並み 。左から白雲岳、後旭岳、旭岳。右端、北鎮岳
20日から管理人が常駐しました。
水場の使用も可能です。
テン場は雪が消えたばかりで地表面が腐った状態
小屋の周りで見られます。
小屋から望むトムラウシ山方面
やっと大雪山にも夏山シーズンが訪れようとしています。旭岳姿見園地も白色から緑色が大部分を占めるようになりました。先週までは低温と雨続きの日々でしたが気温も上昇、風のない登山日和となりました。
第3展望台から第4展望台にかけてお花が咲き出して来ています。 メアカンキンバイ
ミネズオウ
キバナシャクナゲはピークを迎えそうな勢いで咲き揃ってきました。
まだ雪が残る旭岳、姿見園地、山麓の残雪模様の景色に感動。東京から参加いただきました。
頂上では雲の間から表大雪の山々がお待たせしましたとばかりにお披露目してくれました。
陽気に誘われてハシブトガラスが頂上まで上がってきました。
6合目上の雪渓、30mほどですが気温の低い時は注意が必要です。
ショウジョウバカマ
雪解けがかなり進んできた黒岳。
リフトの下ではエゾコザクラの花芽が多数見られました。
7合目から8合目にかけては一部,登山道が見える他はまだほとんど雪が付き、ところどころに大きな踏み抜きの跡がありました。
9合目からはかなり雪解けが進んでいましたが急斜面にまだ雪が残っています。特に下りではアイゼンの装着をお勧めします。
ショウジョウバカマの濃い紫は春を感じさせてくれます。
エゾイワハタザオ
頂上直下の急斜面
黒岳頂上からポン黒岳にかけてはほとんど雪が消え、ウラシマツツジ、コメバツガザクラが小さな花を咲かせ始めていました。6月に入って低温が続いていたので開花状況が少し遅れているような気がします。
ウラシマツツジ
コメバツガザクラ
今年の礼文島もお花たちの開花時期がいつもより10日ほど早く進んでいました。個性的な美しさを放つレブンアツモリソウは礼文へ訪れる人の 目的のひとつにもなっているようです。一時は絶滅の危機にもさらされた時もありましたが「種の保存法」によって保護増殖の努力が行われています。「簡単には増えないが長生きをする」と言われるように10本に3本くらいしか種をつけず、運良く発芽できた苗も開花するまで6,7年もの歳月がかかります。成長した株はまた春に芽吹き数十年も生きるそうです。
赤い花色の「アツモリソウ」はクリーム色のレブンアツモリソウより数は少ないですが、礼文島に自生しているものです。
この時期、一番目に付くのがハクサンチドリ、赤紫色が一段と濃い色をしています。
島の中でも最も風の強い西側斜面に咲くレブンウスユキソウ。咲き終わってもこの星形で立ち続け、冬の雪のなかでも見つけることができるそうです。開花期は7月。(高山植物園にて)
レブンコザクラ。雪が解けるとすぐに蕾を持ち上げてくる。大雪山のエゾコザクラと比べ花付きが多いようです。
ネムロシオガマは海岸線から山の上までいたるところで見られます。遠くから見るとレブンアツモリソウと見まがう ような感じです。
マメ科のレブンソウ、秋までに何度も咲きます。
桃岩歩道でよく見られた、カラフトハナシノブ。葯の鮮やかな黄色が印象的
ゴロタ浜ではエゾカンゾウ が咲き出してきました。
島のどこにでも咲いていたチシマフウロ。
大雪山では高山でよく見られるノゴマがここでは海岸線で見られる。
金田ノ岬ではゴマフアザラシの群れが普通に見られます。
ゴロタ岬からスコトン岬 方面
ゴロタ岬から鉄府、澄海岬方面。利尻富士が霞んで見えます。
澄海岬。晴れていれば南国の海のようなコバルトブルー、弧を描く海岸線、断崖絶壁、奇岩、入り江などの美しい風景が眺められるところです。
樺戸山地の北に位置し、1000mに満たないが鋭く切れ落ちた尾根は迫力ものです。あいにくの天気でしたが、たくさんのお花たちがみずみずしい姿で迎えてくれました。 シラネアオイ
ミヤマオダマキ
ミヤマアズマギク
オオカメノキ
ムラサキヤシオツツジ
ツバメオモト
ヒメナツトウダイ
エゾノハクサンイチゲ
下山中に雲が切れ青空が広がり稜線もはっきりと見えてきます。左が山頂
雲の切れ間からはまだ残雪の多い増毛山地の峰々が望めました。