2015.12.30 大雪山 旭岳山頂
- 2015年12月31日
- 旭岳, 大雪山 冬(冬山登山)
予報に反し視界良好、山頂の姿も見えだし歩くスノーシューにも力が入ります。
前日の風による造形。シュカブラ
9合目、金庫岩付近。奥には雲海と東大雪の山並み
頂上直下、最後の登り
感動の頂上でした。札幌からこの日にアタックを計画されたお二人、とてもラッキーな一日となりました。
白雲岳、赤岳方面
大雪山倶楽部
〒078-8232 北海道旭川市
豊岡2条8丁目4番21号
TEL&FAX/0166-31-8228
携帯/080-5591-0809
代表/愛澤 美知雄
予報に反し視界良好、山頂の姿も見えだし歩くスノーシューにも力が入ります。
前日の風による造形。シュカブラ
9合目、金庫岩付近。奥には雲海と東大雪の山並み
頂上直下、最後の登り
感動の頂上でした。札幌からこの日にアタックを計画されたお二人、とてもラッキーな一日となりました。
白雲岳、赤岳方面
大阪から友人と一緒に大雪山へ。二日間にわたりスノーシューハイキングを楽しんでいただきました。あいにくの天気で計画どおりにはいきませんでしたが冬の大雪山山麓でパウダーの雪を堪能していただきました。
雪による造形作品
アカエゾマツ原生林に深々と降る雪が静けさを感じさせます。
ワサビ沼
池塘群湿原はふわふわの雪が膝の高さまで達していました。
推定樹齢900年、樹周11mの森の神様。樹種カツラ。
今日もすばらしい青空ですが、頂上稜線を遠望すると雪煙が勢いよく流れているのが見え、強風が心配
南にはトムラウシ山、十勝連山が白くまぶしい 輝きが目に入ってきます。
8合目からの展望、雪煙がはっきりと見えてきました。かなりの風速がありそう。
頂上直下の登りは強風に飛ばされる雪片 に悩まされながら一歩一歩アイゼンを硬い雪面に刻み込みます。
旭岳頂上は吹き荒れる雪煙で地吹雪状態。うっすらと黒岳方向が見え隠れし眺望はちょっと残念。
快晴の十勝連峰、吹上温泉口から三段山をめざします。山スキーのメッカだけあってスキーやスノーシューのトレースの踏み跡がしっかりと付き、かなり歩きやすそうです。
二段目に差し掛かる目印、ダケカンバ三姉妹。左奥は前十勝岳
二段目、まだハイマツが雪の上に出ている状態のためスキーやボーダーの滑降は大変危険となります。スノーシューも落とし穴に巻き込まれると雪上に上げるのに一苦労。 奥に見える富良野岳
真っ白な十勝岳がピラミッドのような三角の姿を現してきました。
前十勝岳の奥には旭岳。明日はその旭岳にも挑戦する千葉からのリピーターのご夫婦
頂上稜線の南側は鋭く切れ落ち安政火口を覗くことができます。右に上ホロカメットク山
正面、上ホロカメットク山。右下に夫婦岩
三段山頂上ではすばらしい絶景に大感動。十勝岳が目と鼻の先に
抜けるような青空と白く輝く旭岳、最高の天気に恵まれました。広島からお仕事の合間に参加され、雪山は初めてとのこと、190cmの長身にがっしりした体格、見るからにスポーツマンタイプの男性、聞くとビーチバレーをされているとのこと。
8合目を過ぎるとトムラウシ山と十勝連峰が雲海に浮かぶ島のような絶景が現れてきます。
9合目、ニセ金庫岩付近
この景色には感動されたようです。
旭岳頂上 からは360度の大パノラマが広がり、遠く阿寒連山、日高山脈、夕張山地まで見渡すことができました。 写真は北鎮岳、黒岳、北大雪方向
後旭岳、白雲岳、赤岳方向
標柱に出来たエビの尻尾、雲海にはトムラウシ山、十勝連峰
冬期の旭岳山頂コースは天候の影響を受けやすく、特に偏西風による強風、シベリア・オホーツク気団による寒気、強風の不安定な天候が多くなります。この日の頂上は平均風速8m、外気温-10℃ほどですが風による体感温度は-15℃を超えていたでしょう。装備・服装について、登山靴はハイカット、夏靴でも可能ですが防水処理はしっかり(低温下では雪が解けての靴濡れは少ない)、厚手靴下を履いてください。足の防寒に冬用ロングスパッツも有効。歩行はスノーシュー(6合目付近まで)とアイゼン(クランポン)8本爪以上が必要、レンタル可(初心者には事前に歩行訓練を行います)。アウターウエア(防寒着)はスキーウエア程度のもの。インナーは化繊のものでフリースやダウンが有効。帽子は耳が隠れできれば頬も隠れるもの。ネックウオーマー、手袋(薄手のもの:カメラ操作やアイゼン装着時に必要。グローブ:スキー手袋等のしっかりしたもの。オーバーミトン:薄手のもので袖口が長くてひじ近くまで隠れるもの)は3重に準備。ゴーグル、サングラスなど
詳しくは大雪山倶楽部へお問い合わせください。
かねてから計画していた知床らうすで「番屋北浜」http://www.shiretokoclub.jp/banyakitahama.htmlを主宰する石田理一郎氏、山仲間の東倉氏の3名ですばらしい十勝晴れのなか望岳台を出発。
十勝連峰の稜線がくっきり 、大正火口の向こうには十勝岳の頭が覗き、はやる気持ちを押さえつつスキーシールを利かせ進みます。
北には旭岳 をはじめとする表大雪、さらにトムラウシの頭も垣間見ることができます。
南には秀峰富良野岳、さらに奥に夕張山地の芦別岳が望めます。
急斜面をラッセル、雪は上質パウダー
グランド火口に出ると雪煙が太陽に照らされまぶしく輝く十勝岳が現れてきます。
南奥に表大雪、眼前中央が美瑛岳、右横 が鋸岳
ダイヤモンド十勝。ここからはアイゼンを履き頂上目指し急斜面 を登行します。
十勝岳頂上から北方向。爆裂火口が目立つ美瑛岳、その右奥にはトムラウシ山、左奥に旭岳方面
富良野岳への主稜線がはっきりと確認出来ます。芦別、夕張、日高の山並みも。
十勝岳を背に大滑降
グランド火口へ
すばらしい天気に恵まれた山スキー山行でした。
ニセコに続き冬の北海道を楽しみに十勝岳へ。アメリカから参加してくれた合気道師範、サルサ大好きのMr.B
富良野盆地を背に広大な雪原をスノーシューで登って行きます。
あいにく避難小屋より上部は雲が広がり視界が利きません。
標柱に出来たエビの尻尾。きびしい自然が造り上げた造形に感動されていました。
標高1700m、すり鉢火口まで来ましたが強風とホワイトアウトで断念。
一緒に旅をしている セントバーナードのこどものスナップも忘れず。
望岳台に近づいてくると青空がひろがりだし、ちょっと残念そう。
連れのもう一人 のペンギンとのツーショット。雪景色が最高と楽しんでいただけたようです。明日は層雲峡観光、札幌ではサルサに興じるそうです。
快晴の旭岳
旭岳ロープウエイ山麓駅標高1100mではまだ積雪が50cm
雪を見るのが初めてというシンガポールからのご家族。旭岳ロープウエイが整備運休のため森コースへ出発
真っ白な雪と雪が枝先にまで乗ったクリスマスツリーのようなエゾマツに感激
雪をかけ合って遊ぶ子供たち
短い雪遊びでしたが楽しんでいただけたようです。