日に日に大雪山の山肌の色が夏色に変化していくのが分かるくらいになってきました。 忠別湖から
姿見駅前はまだ積雪140㎝、看板がやっと見えだしてきました。
解けだし水面が見えだした、すり鉢池
キバナシャクナゲ
ミネズオウ
コメバツガザクラ
トムラウシ山から十勝連峰への山並み
7月にはチングルマ、エゾコザクラなどの雪田植物が元気な姿を見せてくれるでしょう。
姿見駅前の大きなウラジロナナカマドもまだ雪の下
今が花盛りの湧駒別園地のエゾノリュウキンカ、ミズバショウ
湧駒別高山植物園ではキバナシャクナゲ、ショウジョウバカマが咲き出し、一足早いお花たちを楽しめます。
キセキレイ
標高1000mに満たない山ですが尾根の南側は切れ落ち迫力ある鋭い山容、また花の種類が多くこの時期はカタクリ、シラネアオイ、エンレイソウ、キバナイカリソウ、ムラサキヤシオ、エゾノハクサンイチゲ、ミヤマアズマギクなどが色鮮やかな姿を見せてくれます。
ムラサキヤシオ
キバナイカリソウ
オオバタチツボスミレ
シラネアオイ
ミドリニリンソウ
ヒトリシズカ
オオカメノキ
急登から稜線へ出るとまだ雪の残る増毛連峰が白く眩しい姿を見せています。
ハクサンチドリ
ツバメオモト
ミヤマキンバイ
ミヤマオダマキ 花弁の先端部が黄色
エゾヤマザクラと増毛連峰
センボンヤリ
エゾノハクサンイチゲ
ミヤマアズマギク
ヒメナットウダイ
右に暑寒別岳、南暑寒別岳 左に奥徳富岳、群別岳
石狩湾の向こうには羊蹄山、ニセコ連山
愛別岳南斜面は雪が消えすっかり夏山の様相を見せています。沼ノ平はまだ1m以上の積雪があります。
当麻乗越を目指して山スキーで沼ノ平湿原を軽快に
雪質は硬めのシャーベットに所々アイスがまだら状に現れ、締まった表面をスキーシールが小気味よくスキーを運んでくれます。
当麻乗越から沼ノ平を望む紅葉期の景色は息をのむほど美しい
当麻乗越からまだ雪深い旭岳北斜面と熊ヶ岳
この日はエゾナキウサギの初鳴きと軽やかに囀るギンザンマシコも観察できました。
1800m地点から愛山渓温泉まで5㎞の大滑降
姿見駅(標高1600m)風速4m、外気温+4℃、視界やや不良のなか出発。9合目付近では風速10m、外気温0℃
厳冬期を思わせる旭岳頂上直下、吹き溜まりを避けながら頂上を目指す新潟からのご夫婦。
視界は全く望めませんでしたがお二人とも達成感で満足顔。頂上標柱は昨日の猛烈な強風(恐らく40m強)と湿雪のせいで氷柱と化していました。
この時期の大雪山はまだ冬山です。冬山装備はもちろん道迷いに備え地図、磁石、GPSなどの準備も必携です。
昨日の雪景色から一転、春の妖精たちが一斉に咲き出した突哨山へ。霧雨模様のためカタクリは花を閉じ天気の回復待ち状態。
群生する桃色のカタクリ、淡紫のエゾエンゴサクの中にひときわ目立つ白花のエゾエンゴサク
ピピの路に差し掛かるとヒメイチゲが多く見られます。
エゾエンゴサクの花道
白樺林に囲まれたエゾエンゴサクの群落
お昼には青空が見えだし、村上山公園のエゾヤマザクラの前でピンクのつぼみでしたがお花見弁当。視界が良ければ大雪山が遠望できます。
戻り道、閉じていたカタクリが見事に開いてくれました。
純白が眩しいオオバナノエンレイソウ
ニリンソウ
北邦野草園ではネズミを捕食したキタキツネの野生の姿も観察できました。
すっかり春めいてきた大雪山旭岳ですが、まだ積雪2mとお花たちが咲き出すには1か月以上先になります。
横浜から連休を利用され、一日目は好天の旭岳周辺スノーシューハイキングを楽しまれました。
体を動かすのが大好きご夫婦。大雪山の景色に感動。
貸し切りの大斜面で尻滑り
大自然のなかでの「贅沢」な昼食
昨日開通した望岳台線。平年より早い雪融けのため一か所ほどスキーを外しての登り。雪面はカリカリの状態。
避難小屋までの緩斜面はツボ足で。
十勝岳山頂は噴煙がかかる吊り尾根中間部。
グランド火口から霞む十勝岳