今年の積雪量は少なかったものの4月の降雪や低温で高山植物の生育に影響が出ているようです。第一花園の雪渓は雪山歩きの慣れていない方はアイゼンの使用をお勧めします。(300m 以上の急斜面トラバースあり、ポールは必要です)ここ以外の雪渓ではアイゼン無しで歩行可能。第三雪渓は夏道が現れています。
ニセイカウシュッペ山方面
東大雪
第二花園雪渓
右端に秀峰ニペソツ山、石狩岳、音更山、ユニ石狩岳
コマクサ平ではピンクの蕾があちこちで確認できます。(今年は遅れています)
このコース最大の第三雪渓、夏道がほとんど現れてきました。
赤岳頂上から黒岳、烏帽子岳、凌雲岳、北鎮岳
残雪模様の大雪山。左奥、旭岳
白雲岳分岐から避難小屋へのコースで。キバナシャクナゲ
今年度立て替えが決定した白雲岳避難小屋。今シーズン避難小屋の利用はできません。テントサイトは利用できますが張り数が限られます。詳しくは環境省の
ウエブサイトで確認ください。 北海道地方環境事務所 http://hokkaido.env.go.jp/
トムラウシ山を背景に エゾコザクラ、キバナシャクナゲ
金色に輝く梅の花、ミヤマキンバイ
避難小屋周辺お花畑からチシマアマナとトムラウシ山、十勝連峰
高根ヶ原の崖に広がる雪渓は万年雪で残るところも
テントサイト
花はひと目でマメ科と分かり明るい紫がまぶしいエゾオヤマノエンドウ
小判を思わせる葉が特徴のチョウノスケソウはもう少し
肉厚の葉と青紫の花を付け見るからにがっしりしたホソバウルップソウ、
葉がマット状のイワウメ
大雪山パークボランティアの仲間と夏山シーズンに向けての登山道整備に十勝連峰上ホロカメットク山周辺の鉄ピン交換、ロープ張替えなどの作業に参加
北斜面、沢筋には残雪があり注意が必要です。 D尾根
D尾根最終地点の雪渓。右に上富良野岳
上ホロカメットク山から富良野岳を望む
ピラミダルな姿が十勝岳
作業風景
安政火口、三峰山と富良野岳
八手岩越しの十勝岳
姿見駅標高1600m、雪の下に埋まっていたハイマツ、ウラジロナナカマドが現れ、高山植物もキバナシャクナゲ、ミネズオウ、コメバツガザクラなどが咲き出して来ました。
旭岳を覆っていた雪も沢筋の残雪が目立つ程度に融けてきています。姿見の池コースの遊歩道は一部残雪があり気温が上がると沢状態になる個所があります。登山靴か長靴の装備をされてください。(旭岳ロープウエイ姿見駅にて長靴レンタルあります)
夫婦池周辺ではメアカンキンバイ、ミネズオウ、チングルマが咲き出しました。
夫婦池
壺形の花を付けるエゾノツガザクラ
星を散りばめたかに見えるミネズオウ
花が3個ずつつき米粒状の葉が特徴のコメバツガザクラ
旭岳頂上にも群生しているキバナシャクナゲ
開いたばかりのキバナシャクナゲが旭岳を背景に咲き競っているかのようです。
可憐な鐘形の花、立ち上がった姿をムカデにたとえたジムカデ
姿見の池が現れるにはまだもう少しかかりそうです。
十勝連峰、トムラウシ山方向
鮮やかな紫色の小さな花が集まったショウジョウバカマ。本州では赤紫色
7月に入るとピンクの絨毯に変わります。エゾコザクラ群生地
ロープウエイ山麓駅側の遊歩道ではエゾノリュウキンカがまだ楽しめます。
チシマザクラ開花しました。
キバナイカリソウ 独特な花の形とハート形の葉の先がとがり縁に刺毛があり見つけやすい
ツマトリソウ 北海道では裂片の先が赤くつまどられるものは少ないようです。
ムラサキヤシオツツジ 新緑の森にひときわ目立つ鮮やかな花を見せてくれます
センボンヤリ 秋、閉鎖花と言われる実が槍に似ているところから付いたそうです
ミヤマオダマキ 外側の青紫色がガク片、花弁は内側で先端部が白色のが多いがここでは橙色
シラネアオイ 淡い紫色の花弁状のガク片4枚と雄しべは多数、雌しべは2個 +アカマルハナバチ
ミヤマアズマギク とても細い舌状花が多数集まってキクの花になっている。東日本に分布するので東(アズマ)
標高900m余りとそう高くはありませんが切り立った尾根や斜面に咲く色とりどりの高山植物や森の中の草花の両方を楽しめる花の見どころの多い山です。
チシマフウロ 朝、花弁に露が降りわずかな風でも揺れ、露が動く様から付けられたそうな
エゾノハクサンイチゲ 群生することが多く富良野岳でのお花畑は見事。白い花弁のように見えるのはがく片で花弁はない
チシマザクラの後方には残雪が美しい増毛山地が遠望できます
チシマザクラ
山小屋が建て替え中
カナヘビ
深川市の東側、800mほどの頂上からは大雪、十勝、暑寒、樺戸の山域が展望。 旭岳~愛別岳の山並み
十勝連峰
音江山へは縦走登山もできる
暑寒連山
上品な香りがするサンカヨウ