突哨山口から100mほど進むと両サイドにびっしりピンクのカタクリが見事に群生しています。
こもれびの路から三角点分岐までは特に見事です。
三角点分岐付近で見つけたアズマイチゲ、純白で均整のとれた姿はひときわ目を引きます。
稜線の所々にはエゾエンゴサクの群落が見られます。
出来て間もない突哨山頂上柱、休憩所にもなっています。
シラカバ林が多く見られます。
キクザキイチゲ、ピップイチゲが咲き出して来ました。
数十年前には牛や馬の放牧地だった所。日当たりが良くシラカバとササに覆われています。
比布側の入り口、ぴぴの路にあるエゾエンゴサクの群落地。もう少しで全体が青みを帯びシラカバとのコントラストが美しい場所です。
エンレイソウが多く見られこの後にミヤマエンレイソウ、オオバナノエンレイソウなどが咲き出します。
南折り返し付近で見つけたキクザキイチゲ
平日にもかかわらず暑寒荘前の駐車場はほぼ満車状態
尾根に出ると快晴、無風、気温もかなり高く陽射しが強い。
暑寒別岳へのコースが一望、なだらかなアップダウンが続き最後にきつく長い登りが待ち受けている
滝見台からは幾筋ものトレースが見られ、扇風岩を巻いて下ると最後の登り
西署寒岳への頂上稜線、切れ落ちた崖が続きデブリが数か所で確認
標高差250mの急な登り、コース中一番きつく特に上部は硬くアイゼンが必要な場合もあり
広大なゲレンデを思い思いに降りてくるスキーヤー、ボーダー
日本海めがけてシュプールを斬るスキーヤ―
頂上稜線からは南暑寒別岳と大きな溶岩台地の雨竜沼湿原、さらに遠くには大雪、十勝のまだ白い峰々が
頂上の後ろには群別岳、奥徳富岳、右には西暑寒岳へ続く稜線
左から旭岳(1335m)、右に延びる稜線ピークが前富良野岳(1625m)、右手前1459峰
今年は雪解けが早くいつもの一の沢右岸尾根がつかえず左岸尾根コースに変更
原始が原登山口への林道。
登山口に建つ「ニングルの森管理棟」
尾根に取り付き徐々に高度を上げて行く
トウヤウスベ山と大麓山
やがて東方向に下ホロカメットク山と境山を望む
頂上稜線。左ピークが1459峰
突き当りが頂上分岐。この地点(約1300m)で強風のため引き返す
2019.4.13撮影
国内有数のカタクリ大群落が観察できる突哨山では連日の暖かさに咲き出して来ました。「木もれびの路」ではフクジュソウが枯れ葉の中からまぶしい金色で虫たちに知らせているかのように輝いていました。
ナニワズ:オニシバリとも言われこの皮で鬼を縛っても切れないそうだ。
淡紫のエゾエンゴサク、群生することが多く突哨山北斜面の「ぴぴの路」で見られる
アズマイチゲはもうすこし先でしょうか。
稜線上の雪が消えると一斉に咲き出します
枯れ葉を突き破って花を咲かせるカタクリがあちこちで見られます
反り返った返った花弁には桜のような模様(蜜標)が見られます。
今朝の十勝連峰
森林限界を越えた辺りからの美瑛富士。となりには美瑛岳
北には旭岳
南に十勝岳、富良野岳
標高1500mあたりからはハイマツとガレの難所
扇沼山、兜岩、三川台越に見る表大雪の峰々
頂上稜線からオプタテシケ山、トムラウシ山、石狩連峰
美瑛岳、十勝岳、富良野岳の連なり
きつい登行でしたが疲れを忘れさせる山頂からの絶景に大満足の常連さん。
すばらしい快晴に恵まれた三段山。頂上稜線の左奥が頂上
夏山シーズンには多くの高山植物で迎えてくれる富良野岳。荒々しい山容の広がる十勝連峰のなかで最も緑に覆われ目を惹きつける山、「花の百名山」にも名前を連ねています。
噴煙を上げ活発な火山活動を見せる前十勝
頂上稜線から安政火口を挟み上ホロカメットク山・三峰山と富良野岳へ、左へは十勝岳・トムラウシ山へと縦走路が続きます。
三段山頂上から十勝岳が噴煙でうっすらと確認できます。
この春、中学生になられる男子、ご家族を代表して頂上に立っていただきました。スノーシューとアイゼンを使いかなり早いペースでの登頂でした。この景色はきっと記憶に残る絶景のひとつになると思います。
下山途中に流れる噴煙の下に十勝岳のピラミダルな姿が望めました。