天を突き刺すような圧倒的な姿を見せるニペソツ山。
陽が昇り始める頃深い森の中にひっそりとした佇まいを見せる三条沼
ヒグマの痕跡が残る標柱
高度を上げると少しずつ周りの山並みが見えてきます。ウペペサンケ山、丸山
歩き始めて2時間あまり、鋭く切れ落ちた東壁を見せるニペソツ山
1662m峰から前天狗を望む
遥か遠くにそびえるニペソツ。前天狗直下は崩れやすい急斜面のため落石に注意
前天狗から天狗岳越しに望む
前天狗に設置された携帯トイレブース。すぐ横にはテン場あり
天狗平から天狗岳、ニペソツ
天狗岳山腹から目指すニペソツ、最低鞍部へ下り緑の稜線を辿り東壁下部の縁を直登、岩石帯の北斜面をトラバース、西に延びる稜線を回り込むと山頂が目前。
回り込みトラバース気味に山頂へ。
山頂からは表大雪、十勝連峰、石狩連峰が望めます。
複雑な山容を見せる前天狗方面
頂上直下に刻まれた登山道。後方は石狩連峰
石狩連山を挟み奥にはトムラウシ山、忠別岳が確認
昨年9月、11年ぶりに崖尾根コースが復活。正面の三段山へ短時間で利用できる。
周囲50mほどの三段沼が間もなく現れた。
ほとんど真上に聳える岩塔を越えると崖尾根稜線に取り付く
眼下には沼と登山道、正面には富良野岳と展望は良い。紅葉期にはハイマツ、ウラジロナナカマド、ダケカンバ、ササなどのコントラストが楽しめそうです。
崖尾根へ出ると三段山頂上、十勝岳、前十勝がくっきりと遠望
安政火口越に富良野岳、三峰山
上ホロカメットク山にかかる滝雲のような動きが荒々しい地形をダイナミックに見せてくれました。
D尾根を越えるとウラジロナナカマドと富良野岳のツーショット
噴煙の影響で視界が少し霞んでいますが、十勝岳、上ホロカメットク山、八手岩が確認できます。
三峰山、富良野岳
上ホロカメットク山頂上からは濃いガスに覆われ展望はあいにくでしたが、上ホロ小屋へ下る途中からは開けて十勝岳も確認。
新調されたテーブルで迎えてくれた上ホロ小屋
次に目指す十勝岳へのルートがほぼ確認できます。
左の上ホロカメットク山から歩いてきた道が望めます。
十勝岳への登りは溶岩のガレ場が頂上まで続く。
一瞬の雲間から見えた美瑛岳
望岳台近くまで来るとエゾオヤマノリンドウがお迎え
赤岳登山口過ぎると間もなくコウメバチソウの可憐なお花が目に付きます。秋の始まりを感じさせます。
第一花園の雪渓はすっかり消えてやっと夏山シーズンを迎えました。
花弁が後ろに反り返り雌しべの花柱はくるりと上に曲がり特徴ある形が目に付きます。ミヤマホツツジ
果実がなりだしたクロウスゴ
カラフトイチヤクソウが満開
第一花園ではアオノツガザクラの群生が見事です。雪田草地に多く見られるようです。
第二花園の消雪はまだですが下部の消えた個所ではお花盛りです。
スプーンカットの模様がまぶしい第二花園
登山道の反対側には花期を終え綿毛となったチングルマ、生糸のような輝きが青空に映えます。
コマクサ平から黒岳、烏帽子岳。ウラシマツツジが色づき始め、もうすぐこの一帯は錦絵のような姿に変身します。
色付き始めたウラシマツツジ
大雪の貴婦人がそっと咲き出しました。大雪山の夏の最後を飾るクモイリンドウ。 淡いクリーム色で筒状の花冠の膨らみと藍色に近い色の筋がとても気高い気品を感じます。
まだまだ見頃のコマクサ
夏道がすっかり現れた第三雪渓。9月にはウラジロナナカマドの燃えるような素晴らしい紅葉が楽しめます。
やっと雪の消えた登山道脇に待ちかねたように咲いたエゾコザクラ
他ではこの時期ほとんど見られないイワウメ。短い夏の日差しをしっかりと受け止めています。
イワギキョウ