突哨山口を出発して間もなくピンクの絨毯を敷き詰めたカタクリのお花畑が目に飛び込んできました。
木漏れ日の路
稜線にはアズマイチゲも見られます。
キクザキイチゲ
エンレイソウが咲きだしました。白花は来週以降でしょうか。
ピピの路見晴台から、右が旭岳
春光台公園ではエゾノリュウキンカ、ミズバショウ、ザゼンソウが満開
ザゼンソウは自ら発熱をして昆虫たちを誘い受粉をしてもらうそうです。
公園見晴台からは大雪山の全景が見渡せます。
予想通り7日から10日ほど早い春の訪れです。南斜面ではフクジュソウがカタクリより少し早く咲きだしていました。
稜線にでるとエゾエンゴサクの淡い紫色がかなり目立ち始めています。
ナニワズ、葉に泥が付いたまま出てきます。黄色が目立つ凛としたお花です。
今が盛りのフクジュソウ。金色の花弁はまるでパラボラアンテナ、熱を中央に集め虫たちを誘います。
柄が長く葉が花茎の近くに出る、ちょっとバランスが悪そうですが、遠くからでも良く目立ち単独で咲いてることが多いようです。
まるで鉢植えのようなバランスのとれたカタクリ姉妹
反り返った花の内側にはまるで桜の花が隠れているかのような紋様(蜜標)が見られます。虫たちに蜜の場所が分かるように。
お天気が良ければ週末にはもっとにぎやかになるでしょう。
無風、快晴の旭岳。噴気がほぼ真上に
トムラウシ山、十勝岳方面もくっきり
忠別岳、石狩岳方面もくっきり
ニセ金庫岩周辺の岩にはエビの尻尾の造形が見られる
初めての冬山登山、お天気にも後押しされてあとわずかで山頂です。
金庫岩から地獄谷
旭岳山頂からは表大雪、北大雪、東大雪、利尻山、阿寒連山、夕張山地、増毛山地と大パノラマが展望できました。
山頂広場では多くの登山者が大パノラマを満喫
旭岳、地獄沢右岸から標高1800mほどまで上げて行くと雪質が安定した沢筋と斜面が現れます。昨日の強風でシュカブラの紋様が広範囲に見られました。