鏡池に映る旭岳
白鳥が飛んでいるかのような雪形。まだチングルマ群落が見られます。
ピウケナイ沢への入り口。ヒグマにかじられ歯形だらけの標柱
穏やかな流れを見せるピウケナイ沢
今日は飛び石を使っての徒渉
福岡からのリピーターさん。この奥深い大雪の景観に感動。奥は旭岳と熊ヶ岳
沼ノ平は沼ノ原とともに表大雪を代表する高層湿原。神遊びの庭と名付けられたこの景色は神が楽しみながら造ったとしか思えない池塘、巨岩、小島、お花畑の絶妙な配置です。紅葉期にはコバルトブルーの池塘群を草紅葉が縁取り、ウラジロナナカマドの赤く色づく様は絶景です。
帰路に寄った裾合平のチングルマ大群落はまだ楽しめます。
春の花エゾノリュウキンカは今が盛り
旭岳を背にエゾコザクラ、チングルマの群落
黒岳東斜面は今が花盛り、チシマノキンバイソウ、ウコンウツギ、ミヤマキンポウゲ、カラマツソウ、ハクサンイチゲ、クロユリ、キバナノコマノツメ、チシマヒョウタンボク。もうすぐチシマノキンバイソウの中に混ざってダイセツトリカブトの青紫が見られます。
山頂からポン黒岳にかけて夏を代表するエゾツツジが色を添えてくれています。
今年は黒岳~旭岳縦走路開削、石室避難小屋建設から100年を迎えます。大町桂月はこの大雪山のすばらしさを紀行文で広めたことで、今ではその美しい山容、高山植物を求めて多くの人が訪れます。
燃えるように情熱的なエゾツツジと淡く上品なイワブクロ
この雄大な景色に九州からお出でくださったお二人。
雲ノ平を象徴するようなお花畑。チングルマ、エゾノツガザクラ
凍結と融解により地面が上昇・沈下(アースハンモック)。まるで波のようなうねりを見せてくれます。
濃い赤紫のエゾコザクラ、ミヤマキンバイ、チングルマ、エゾノツガザクラの花園。
高山植物の女王にふさわしい圧倒的な姿を見せてくれるコマクサ
地球の創生期を思わせるお鉢カルデラ。白色の土壌は湖底であったあかしだそうです。
花弁が10個に見えるエゾイワツメクサ、花弁に斑点があるように見えるクモマユキノシタ
キバナノコマノツメに似たエゾタカネスミレ
雪解け水の沢沿いではキバナシャクナゲが盛りでした。
北鎮分岐手前の雪渓。下部は少し急斜面になっているので注意です。
桂月岳から望む黒岳
姿見駅から裾合平方向へ15分、チングルマの群落が飛び込んできます。
登山道をはさんで当麻岳方面
鏡池から旭岳
苔とコケモモ
イワブクロ開花しました。
エゾノツガザクラ、チングルマの競演
中道からのお花も見逃せません。
旭岳姿見平もやはり早い開花です。チングルマ、エゾノツガザクラがほぼピークです。
旭岳山頂を目指す御一行ですがなかなか足取りが進みません。
山頂直下南斜面ではキバナシャクナゲが満開
頂上東側もキバナシャクナゲがピークを迎えていました。
銀泉台第一花園の雪渓は平年に比べ少なく、分断されているのが確認できます。
コマクサ平から東岳。イワブクロはこれから。
コース最大の第三雪渓
第四雪渓周辺ではチングルマが開花
黄色が鮮やかなジンヨウキスミレ
エゾノハクサンイチゲ
最も高い所で咲くキバナシャクナゲ
高山帯の湿った砂礫地では鮮やかな青紫色の花冠と肉厚の葉でがっしりしたホソバウルップソウがあちこちで開花し始めました。(永久凍土地帯)
小判模様の葉が特徴のチョウノスケソウ、花が終わった後の綿毛は美しい羽毛状になります。鮮やかな紫のエゾオヤマノエンドウはひと目で豆の花と分かります。
エゾタカネスミレが開花間近
チシマアマナ、高さが15㎝近くはあり線状の葉とともに強風に耐えて咲く姿には感動させられます。
あまり目立たない花、レブンサイコ
高根ヶ原からトムラウシ山
白雲岳の奥には旭岳