2021.7.17 大雪山 黒岳~旭岳縦走
- 2021年07月19日
- 大雪山縦走(日帰り)・周遊コース(日帰り), 黒岳〜旭岳(逆コース可)
今年1月、真冬の十勝岳安政火口スノーシュー体験から夏の大雪山へようこそ!
黒岳山頂からお花畑に目をやるとこのエゾツツジが真っ先に眼に入ってきます。厳しい生活環境のため身の丈10㎝ほどですが、花冠の径は4㎝と大きめ。北鎮岳の白鳥・千鳥の雪形もはっきり、今年は雪解けが遅くお鉢平にもかなりの残雪があります。
ポン黒岳へのお花畑もエゾツツジが満開
雲ノ平のお花畑はまだ始まったばかり、でも見ごたえ十分
アースハンモックの模様がはっきりと浮き出るくらいのチングルマ
紅葉期にはハイマツとウラジロナナカマド、ウラシマツツジの緑と赤のコントラストがとても美しいところです。
お鉢平展望台から北鎮岳分岐にかけてクモマユキノシタやチシマクモマグサなどユキノシタ科の可憐な姿が見られます。
北鎮岳分岐直下の雪渓は平年を上回る大きさです。下りは要注意です。背後に黒岳、烏帽子岳、赤岳、更に奥には北大雪の山並み
北鎮岳分岐から中岳分岐にかけての稜線にはエゾタカネスミレが満開
お鉢平を左に見ながら外輪山の稜線を間宮分岐へと道が続きます。表大雪の中でも特に雄大な山風景が満喫できます。奥には主峰旭岳
中岳分岐から間宮分岐にかけての登山道脇にはヨツバシオガマが多く見られます。厳しい環境のせいか背丈が低く、花冠の色が鮮やかな紅色をしている。
初めてお目にかかった、シロバナヨツバシオガマ
間宮分岐から裏旭に向かう稜線からのトムラウシ山
熊ヶ岳東斜面がまだ全面雪渓に覆われていました。
熊ヶ岳南斜面の沢筋にはチングルマが波のようにうねって群生し、見ごたえありでした。
なかに花冠の色が淡紅色をしているものも(梅沢 俊著「北海道の高山植物」によればタテヤマチングルマと記されていました)
眼前に現れた裏旭の大雪渓。いつもなら繋がっている中州への登山道がまだ雪道。
中州の右上には数人のパーティが確認
裏旭の大雪渓はかなり上まで残っていたので意外と楽だったようです。
山頂からの絶景、黒岳方向
トムラウシ山
旭岳と姿見の池。7月一杯は雪が残って旭岳の姿はまだ見られません。
姿見周遊コースでは花盛り、チングルマ、エゾノツガザクラ、エゾコザクラなどまだ楽しめます。
鏡池
Aizawa
コメントを残す