2021.7.18 十勝連峰 富良野岳~三峰山~上富良野岳縦走
富良野岳は登山口の標高が高く森林限界からいきなり歩けるのも魅力。十勝岳とは対照的に山頂まで緑に覆われ高山植物が多く「花の百名山」にも名を連ねています。
三峰山山腹の低木帯に延びている登山道をトラバースしていくと高径草本植物が多く見られます。トカチフウロ、チシマノキンバイソウ、エゾウサギギク、ヨツバシオガマ、ハクセンナズナなど。
富良野岳稜線分岐の広場では多くの登山者でにぎわっていました。周りにはコマクサ、イワギキョウ、ウサギギクなど多くの高山植物が山頂まで見られる出発地点です。
急斜面に這うように張り付くお花たち。チングルマ、エゾコザクラ、エゾノハクサンイチゲ、ハクサンボウフウ、ハイオトギリなど
チングルマに混じって可愛いいコイワカガミが咲き出していました。10㎝ほどの背丈の茎の先には淡紅色の花冠が数個付きその先が細かく裂けちぢれた状態。根元の葉は厚く銅の鏡のような光沢があります。
十勝連峰で多く見られるウズラバハクサンチドリ
富良野岳では草地で見られるエゾツツジ。どこに咲いていても目立つお花です。
シロバナイワギキョウ、時々目にします。
エゾルリソウ、年々数が少なくなってきているようです。周りにはフタマタタンポポ、ミヤマオグルマなどが見られます。
二日連続の山旅でも大変元気な山ガール。
雲が下がり風が少し吹き始めてきました。計画通り三峰山を越え上富良野岳から十勝岳温泉へ降ります。
岩をチングルマが包み込みアースハンモックのような形に見えます。
狭い岩稜帯も難なく通過
自然にできたとは思えない沢地形に出来たお花畑。
立派な看板。周りは真っ白で何も見えず。
このコースもやはりチングルマが一番多く見られました。濃いガスの中でもチングルマの白はかなり遠くからでも確認でき、特に群落を作っている景色は歩いていても飽きることがありません。
Aizawa
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