2015.6.07 礼文島
- 2015年06月10日
- 十勝岳連峰
今年の礼文島もお花たちの開花時期がいつもより10日ほど早く進んでいました。個性的な美しさを放つレブンアツモリソウは礼文へ訪れる人の 目的のひとつにもなっているようです。一時は絶滅の危機にもさらされた時もありましたが「種の保存法」によって保護増殖の努力が行われています。「簡単には増えないが長生きをする」と言われるように10本に3本くらいしか種をつけず、運良く発芽できた苗も開花するまで6,7年もの歳月がかかります。成長した株はまた春に芽吹き数十年も生きるそうです。
赤い花色の「アツモリソウ」はクリーム色のレブンアツモリソウより数は少ないですが、礼文島に自生しているものです。
この時期、一番目に付くのがハクサンチドリ、赤紫色が一段と濃い色をしています。
島の中でも最も風の強い西側斜面に咲くレブンウスユキソウ。咲き終わってもこの星形で立ち続け、冬の雪のなかでも見つけることができるそうです。開花期は7月。(高山植物園にて)
レブンコザクラ。雪が解けるとすぐに蕾を持ち上げてくる。大雪山のエゾコザクラと比べ花付きが多いようです。
ネムロシオガマは海岸線から山の上までいたるところで見られます。遠くから見るとレブンアツモリソウと見まがう ような感じです。
マメ科のレブンソウ、秋までに何度も咲きます。
桃岩歩道でよく見られた、カラフトハナシノブ。葯の鮮やかな黄色が印象的
ゴロタ浜ではエゾカンゾウ が咲き出してきました。
島のどこにでも咲いていたチシマフウロ。
大雪山では高山でよく見られるノゴマがここでは海岸線で見られる。
金田ノ岬ではゴマフアザラシの群れが普通に見られます。
ゴロタ岬からスコトン岬 方面
ゴロタ岬から鉄府、澄海岬方面。利尻富士が霞んで見えます。
澄海岬。晴れていれば南国の海のようなコバルトブルー、弧を描く海岸線、断崖絶壁、奇岩、入り江などの美しい風景が眺められるところです。
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