2014.1.25 雪模様のカモ沼ワサビ沼
- 2014年01月25日
- 十勝岳連峰
東京から参加のお友達女子、姿見コースが悪天候のため沼コースへ。新雪が15cmほど積もり足跡の無い真っ新な雪に感激
雪山からのジャンプにも果敢に挑戦
雪が降り出した池塘群湿原では雪上ダイビング
ふわふわの雪を全身で体感していただきました。
自分たちで整備した尻滑りコースを雪煙を上げ一気に滑り降り、悲鳴が雪降る森に響き渡っていました。
大雪山倶楽部
〒078-8232 北海道旭川市
豊岡2条8丁目4番21号
TEL&FAX/0166-31-8228
携帯/080-5591-0809
代表/愛澤 美知雄
東京から参加のお友達女子、姿見コースが悪天候のため沼コースへ。新雪が15cmほど積もり足跡の無い真っ新な雪に感激
雪山からのジャンプにも果敢に挑戦
雪が降り出した池塘群湿原では雪上ダイビング
ふわふわの雪を全身で体感していただきました。
自分たちで整備した尻滑りコースを雪煙を上げ一気に滑り降り、悲鳴が雪降る森に響き渡っていました。
20cmほどの深雪を歩きワサビ沼手前に来ると静寂なアカエゾマツ原生林が広がる池塘群湿原の白と空の青とのコントラストが眩しいくらいに目に飛び込んできます。
時折、枝から雪のシャワーとなってあたり一面にキラキラと輝き、広がりながら無音で落ちる様は何度見ても飽きさせません。
ワサビ沼の向こう岸に回り込み尾根を越え谷を幣の滝方向へと下っていきます。渡りやすい徒渉地点を見つけ近付いていくと落差30mほどの凍り付いた氷瀑が見えてきます。
上部は雪が貼り付き真っ白、下部は氷の割れ目から水が落ちているのが見えます。この沢(二見川)は羽衣の滝へと続きやがて忠別川へと注がれていきます。
染みこんだ水が碧氷の氷柱となって垂れ下がっています。
幣の滝上部より
尾根上にある見晴台からの眺め。第一・第二公園、ポン化雲、化雲岳が望めます。雲がなければトムラウシ山も
カモ沼付近からの眺め、旭岳八合目から頂上にかけての展望。
深川市の東、標高800mに満たないなだらかな山容の音江山、疎林の広大な斜面が広がり、雪質は軽く山スキーに適した山です。この日は好天に恵まれ最上質の雪の上を滑りまくりました。
稜線に出るとダケカンバの幹から枝まで冠雪し重そうにしな垂れている光景が目に付きます。
2時間30分ほどで頂上に到着、増毛山地、樺戸山地がくっきりと見渡せました。
中央に暑寒別岳
久しぶりの青空のもと旭岳山頂コースに参加してくれた道内のお友達同士、12月の予定を変更しての挑戦。八合目から頂上にかけてかかっている雲の流れ方がそんなに早くは無いようなので期待を持って出発。
昨夜からワクワクして眠れなかったとのこと。このお天気でテンションも上がりスノーシューを履いて歩くスピードもつい速くなってしまうお二人。
姿見の池展望台(五合目)から本格的な登山が始まります。六合目からはアイゼンに履き替え、硬い雪面をしっかりとらえながら一歩一歩進めます。
姿見駅を出発して2時間30分、無事山頂を踏むことができました。途中から一緒した旭川の方とエビの尻尾に覆われた頂上柱とともに記念撮影。頂上からの展望は望めませんでしたが風速6m、外気温-12℃と思ったより穏やかでした。
髪と睫は霧氷のように白く凍り付き、厳冬期冬山登山のきびしさを感じさせます。お二人にとってはご褒美にもらった勲章かもしれません。
大きな岩にこびりつくように発達したエビの尻尾。
七合目付近からは頂上を望むことができました。
姿見駅に降り立つとボーダー、スキーヤーが口々に「ヤバイ」を連発するほどの好天になりました。東京からのとてもラッキーなお二人、旭岳山頂へ挑戦です。
硬い雪面でのアイゼン歩行訓練と滑落訓練を行うも強風と低温のためここ6.5合目にて撤退。
姿見の池の上で当倶楽部の別なグループを見つけ旭岳をバックに1枚
噴気が轟音をたてモクモクと青空に向かって噴き上がるさまは地球の息吹を感じます。
静けさ漂うカモ沼
池塘群湿原では新雪が膝上までくるふわふわ雪
大雪山の厳しい環境のなかで息づく生きものたちの姿や寒さゆえ見られる自然現象また雪のなかでの体験と多くの感動を持って帰られたおふたり、また大雪山でお会いしたいと思います。
関東甲信越を中心にサイクリング・登山・観光とアウトドアを楽しんでおられるとのこと、ブログはこちら
旭岳山頂コースを予定していましたが、悪天候のため姿見の池コースと冬山訓練に変更。ホワイトアウトのなか冬山装備で身を包み第一展望台より出発
エビの尻尾の見事な造形に感動
五合目登山口から少し登りクラストした斜面を使用しアイゼンを装着、歩行と滑落訓練を真剣に行っていただきました。
カモ沼に立ち寄った頃、陽が森に差し込み霧氷の木々が一段と鮮やかに輝き、沼の水鏡にも映りすばらしい光景となりました。
姿見の池コースにある第一展望台、山名表示板にはエビの尻尾が張り付き、厳冬期ならではの自然現象が見られます。 標高1600m,外気温-13℃、風速10m、視界不良
四国の香川から参加いただいたご家族、ホワイトアウトで視界10mの世界を体感していただきました。
午後からは樹林帯コースにて尻滑りを満喫
胸近くまでくる新雪のラッセルに悪戦苦闘
ジャンプして飛び降り、身体がすっぽりはまってしまうほどの深雪
カモ沼ではコガモが越冬している姿も
池塘群湿原