ポン黒岳から石室、雲の平
お鉢平展望台から凌雲岳、桂月岳、黒岳
お鉢を左に見ながら中岳付近を歩行。沿道にはタカネスミレ、コマクサ、エゾノツガザクラ、イワブクロ
間宮分岐から見る旭岳、熊ヶ岳
裏旭に降りてくると熊ヶ岳南斜面のチングルマが濃緑色の葉に花の白さが際立って鮮やかに見えます。
雪渓から立ち上がる冷気と白雲岳
遠く九州から参加の皆さん、本当にお疲れ様でした。
photo by Nishimoto
カムイ天上に出た辺りからすばらしい青空と雲海、東大雪の山々が浮島のように遠望
コマドリ沢はまだびっしりと残雪に埋め尽くされています。
前トム平への登りはいつ来てもきつい。
ノゴマ、ウグイス、コマドリのさえずり、ナキウサギの甲高い声が谷に響き渡り、エゾツツジ、イワブクロのお花たちに癒されます。
前トム平に登り切ると鮮やかな色と毛むくじゃらのチシマギキョウがお出迎え
トムラウシ公園付近からイワブクロとトムラウシ山
トムラウシ公園ではいつ来ても変わらぬ雪解け水の流れとかわいいお花たちと石庭との絶景が見られる
ミヤマキンバイとエゾコザクラのコントラストが見事
大きな岩に張りついたチングルマ、エゾノツガザクラ、エゾコザクラ
イワイチョウの群落も花盛り、秋にはイチョウのように黄葉します。
南沼キャンプ指定地の周りも花盛り
旭岳からの縦走の際(7/20)にお会いした4名パーティ、本日トムラウシを踏み下山中に再会、天候にも恵まれ最高の大雪山縦走を楽しまれたとのこと。
名古屋からのリピーターさん。まだ浅い登山経験ですがトムラウシの頂上に立ちました。急登あり、雪渓あり、泥だらけの悪路、巨岩帯に大きなアップダウンと中々大変な山歩きでした。あいにくの濃いガスで何も見えずでしたが、広大で原始性豊かな大雪山を充分満喫できたことと思います。
登山口出発の際には雲がかかって見えなかった旭岳でしたが頂上ではご覧の通りの絶景が広がっていました。東京から参加いただいたご夫婦、期待がもてそうな山歩きになりそうです。
眼下には中岳温泉から裾合平にかけてまだ残雪が一部確認できます。右からピラミッドの北鎮岳。比布、永山、愛別岳方面
裏旭の大雪渓、ザクザクの雪をかかとで強く押しながら降りて行きます。(アイゼンは必要ありません。)
登山道が現れるのは8月に入ってから
熊ヶ岳南斜面にはチングルマ、エゾノツガザクラが満開。後方は白雲岳
間宮岳から中岳分岐の沿道にはクモマユキノシタ、チシマクモマグサ、ヨツバシオガマ、ミヤマキンバイ、メアカンキンバイなどが咲き誇っていました。
ここのヨツバシオガマは色が濃く背丈も低い
お鉢平の周りには黒岳、凌雲岳、北海岳など広大な景色に大雪山の大きさを実感
イワギキョウ
イワヒゲ
イワブクロ、後方は比布岳
中岳温泉では登山者が足湯を浸かっている姿が見えてきました。奥に広がる雪原は裾合平
足湯にご満悦のお二人
正面に旭岳を見ながらのお花見、エゾノハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、エゾコザクラ
一面、チングルマの群落
白鳥の雪形もしっかりと確認できるようになりました。
姿見園地に到着すると、雄大な旭岳の姿が迎えてくれました。
おまけに満開のお花畑越しの旭岳
黒岳頂上からポン黒岳にかけて大きな花冠と5本のおしべが目立つエゾツツジが咲き出しました。
近郊の町民登山会の皆さんもこんなに多くのお花が見られとても感動されていました。黒岳東斜面では特にウコンウツギ、ナナカマド、チシマノキンバイソウが満開
アブラナ科とは思えないハクセンナズナ
マネキ岩とウコンウツギ
まだこれから咲き出します、エゾツツジ
チシマキンレイカ、花の色の鮮やかさが見事です。
可憐なエゾイワツメクサ。花弁が深く2裂するので10弁花のように見えます。
メアカンキンバイ、ミヤマキンバイは雲の平付近で多く見られます。
構造土が見られる雲の平ではキバナシャクナゲの群落が見事です。奥は烏帽子岳、赤岳方面
ウラジロナナカマド、紅葉期には見事な彩りを見せてくれます。
北鎮岳白鳥千鳥の雪渓。雪形がかなり、はっきりとしてきました。
好天の二日目、富良野岳を目指して十勝岳温泉を出発。大雪山には数少ない荒々しい安政火口の姿に感動
D尾根から見る安政火口
尾根から見る富良野岳は十勝岳とは対照的に頂上まで緑一色
エゾコザクラ
チシマノキンバイソウ
トカチフウロ
富良野岳の斜面はお花で満開状態、特にハクサンイチゲがすごい。
コイワカガミの多さにもびっくり
エゾヒメクワガタ
アズマギク
エゾルリソウ、開花まじか
二日間とも好天に恵まれ、またすばらしいお花畑を堪能されました。山口県から来られた皆さん最高の山歩きでした。
ハクセンナズナ
望岳台を出発した時点にかかっていた厚い雲が1700m台地に上がるなりすばらしい青空が広がり、一斉に歓声が響き渡りました。
美瑛岳の向こうには表大雪の山並みも見えてきます。
明日、登山予定の富良野岳の姿も
白煙を上げる火口群
旭岳ロープウエイ姿見駅から夫婦池分岐を裾合平方面に進み、涸れ沢を渡り階段を上るとこの光景が目に飛び込んできます。エゾノツガザクラ、チングルマの見事な群落。裾合平のチングルマ群落が見られるまでの間、楽しめるお花畑です。(所要20分) *お天気に恵まれると背景に旭岳とスカイブルーが加わります。
濃いガスで黒岳の姿が見えない出発となりました。
登山道上の残雪はほとんど解け、夏山登山装備で登れます。
沿道には高径草本のお花たちが咲き出しクロユリ、ウコンウツギ、ハクサンイチゲ、チシマノキンバイソウ、ミヤマキンポウゲ、エゾイワハタザオやジンヨウキスミレ、キバナノコマノツメ、ハクサンチドリ、カラマツソウなどが見られます。
黒岳頂上からポン黒のお花畑ではエゾツツジのつぼみがあちこちに確認できました。イワウメ、イワブクロ、コマクサ、イワヒゲ、チシマキンレイカ、サマニヨモギ、ミヤマキンバイ、メアカンキンバイなどは開花中です。
お鉢の大きさには感動でした。
北鎮分岐への斜面にはタカネスミレが満開。お鉢の外輪山の尾根にはまぶしいくらいの黄色のお花畑が続いていました。
まだまだ残っています。北鎮分岐への雪渓。下る際には要注意です。(不安な方は要アイゼン)
北鎮岳南斜面はお花盛りでした。エゾノツガザクラ、チングルマが満開
中岳分岐から間宮岳への火山れき斜面にはチシマクモマグサ、クモマユキノシタが可愛い姿を見せ山歩きの疲れを癒してくれました。
裏旭雪渓もまだまだ大きい状況です。視界不良時には道迷いに要注意です。(地図、コンパスで確認ください)
勾配はきつくなくアイゼンは必要ありません。
今日の旭岳頂上は何も見えず。山の姿はあまり望めませんでしたが、短い夏に輝くお花たちをたくさん堪能できた山旅でした。
姿見の池の雪解けももう少し。
見事なチングルマの群落が見ごろとなってきました。夫婦池から地獄沢(涸沢)を越え階段を上がったところが今、花盛りです。(裾合平はまだ一週間以上先のようです。)
姿見園地もチングルマとエゾノツガザクラ、エゾイソツツジが見ごろ
東京からのツアー登山二日目、好天に恵まれ昨日の十勝岳も望むことができました。
8合目、金庫岩も次第に大きく見えてきました。
旭岳頂上北側眼下には中岳分岐から中岳温泉・裾合平へのルートが確認できます。残雪の状況から見てもう少し先になるでしょう。
鏡池にはかろうじて旭岳が映し出されました。
すり鉢池
標高930mの望岳台は火山活動の影響で森林限界が低くハイマツや高山植物のエゾイソツツジ、ウラジロタデ、メアカンキンバイ、シラタマノキ、イワブクロ・マルバシモツケなどが群生し、また火山れきの岩場に生息するナキウサギなどの貴重な動物が見られます。東京からの登山ツアー一行も涼しい山歩きを期待していたのに・・・・・・
道沿いに咲くイワブクロ
1700mの台地に出ると気持ちの良い風が吹き、山の景色も一変、北には主峰旭岳をはじめとする表大雪、目の前には荒々しい美瑛岳、火山活動によって出来たすり鉢火口、グランド火口の火口群の雄大な姿が飛び込んできます。
登山道の残雪はすっかり消え快適な登山が続きます。
肩に出ると濃い緑の山、富良野岳と荒々しい山容の上ホロカメットク山、遠く夕張岳、芦別岳が視界に入ってきます。
頂上では最高の景色を楽しみながらの昼食でした。頂上柱の右奥にはトムラウシ山。
美瑛岳・旭岳方面